穴場神社

穴場神社と言っても、地元の小さな神社なので、このブログを読んでいる人でこの神社を知っている人はかなり少ないと思います。

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ご覧のとおり、小高い場所に建つ地元の小さな神社です。

ここは、私が三才頃から、小学生まで住んでいたアパートのすぐ近くの神社で、父の葬儀で実家に戻ったので、久しぶりに立ち寄ってみました。

小さな神社なのですが、歴史も古く地元の人には馴染みの神社です。

神社の記録によると寛政10年(1798年)に愛媛県の大山祇神社から磐長姫命の分霊を頂いて鎮座しているとのことなので、200年以上の歴史があるということになりますが、それ以前にも、神代の時代からこの国を治めた堅牢地神という神様があり、国土の守護神として祀られていた神社であったそうです。

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境内には、いくつか小社があるのですが、正面向かって右側には遥拝所があります。

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なんの遥拝所なのかを見ると、伊勢神宮の遥拝所でした。
ふと気になって、方角を確かめてみると、

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ほぼ真東を向いています。自宅に戻って、さらに詳しく調べてみると、数度程度の多少の誤差はあるものの、ほぼ真東に伊勢神宮があると言ってもよさそうです。

真東にあるということは、春分・秋分の日の出・日の入りラインに位置するということですから、伊勢神宮という日本における太陽信仰の中心的存在の、しかも春分・秋分という重要な季節のレイライン上にこの神社があるわけです。

これだけでも、結構驚いたのですが、さらに神社の左手に廻ってみると、

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今度は、熊野神社遥拝所まであります。
この場合、方角は北西方向を向いているので、和歌山の熊野神社ではなく、出雲の熊野神社を向いているということです。

つまり、この神社は、伊勢神宮のアマテラスのレイラインと出雲の熊野神社のスサノオへの遥拝とがクロスしているという珍しい場所です。

今回行ってみて自分が一番驚いているのですが、このような神社のすぐ近くに住んでいたというのは、大人になって神社を巡るということは、生まれた時に定められた運命だったのかもしれません。