キャリアパスは無意味なのか?

前の記事で、出口治明・ライフネット生命保険社長の「キャリアパスは無意味だと思います。」という記事を紹介していますが、本当にキャリアパスは無意味なのでしょうか?

1.キャリアパスが有効なケース

キャリアパスが全く無意味かというと、キャリアパスが有効なケースも少数ながら存在します。
伝統的な職業などにおいては、昔から取得すべき経験やスキルが長年に渡って変化していないため、成長するためのキャリアパスが明確です。この場合、キャリアパスはその人が将来的に良いポジションに着くためには必要になります。

2.キャリアパスが無効なケース

私自身かつてIT業界に席をおいていましたが、この業界はドッグイヤーと言われ、3年先は全く異なった技術がメインストリームになるということが日常的であり、未来予測は単なる予測でしかなく、その時になるまで正確に予想することは不可能です。

これは、IT業界に限らず、現代の日本の産業において、普通に見られる光景になってきました。

キャリアパスという概念は、過去の延長線上に未来が見通せるという暗黙の了解の上に成り立っていますが、その未来が不確定な現代において、キャリアパスという考え方そのものが成り立たなくなっています。

3.ではどうすべきか?

キャリアパスという未来予測でスキルを積み上げるのではなく、自分のやりたい事を追求することが、結果的にキャリアパスになります。

つまり、自分がやりたいことを追求するということが、結果的には最も効果的なキャリアパスになるということです。