ダグラスハーディングの実験(続続)

◆悟り・ノンデュアリティ

ダグラスハーディングの実験について、こちらの記事(リンク)で紹介していますが、何を意味しているのか良く判らないという話を聴きます。

ダグラスハーディングの一連の実験は、「私」という個人の本当の姿は何者なのか、実在しているのかを探究し気付く為の実験です。
一連の実験を体験して行くと、「私」という個人が本当は存在していないという真理に辿りつくのですが、そこに行く前に留まってしまうことが多いということも知られてます。

「私」という個人は、見かけでしかありません。実在ではないのです。
しかし、私たちの社会は「私」という個人が実在しているという思い込みで成り立っています。

頭の中の思考や言葉が、「私」という個人が実在しているという暗黙の前提の上に成り立っているのですから、思考や言葉でダグラスハーディングの実験を理解することはできません。

個人が存在するという暗黙の前提がある思考や言葉を超えた先の真理を見つけるには、思考や言葉では理解することができませんから、直接の体験から気づきを得ることが必要です。

つまり、ダグラスハーディングの実験を思考で理解しようとしても、それは無理なことです。
この実験を行う時には、思考で理解しようとするのではなく、ありのまま姿を観ることで起きる気づきを体験することが必要です。

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