光と闇のスピリチュアル

光と闇というと、
光=良いもの 闇=悪いもの
という考え方が主流となっていますが、闇という言葉を光に相対するものと考えるとそのような考え方になる傾向が強くなってしまいます。しかし、宇宙の歴史や、現代の宇宙論を見ていると、そうとは言えないということに気が付きます。
まず、光というものが形成されるのは、宇宙の歴史の中で、最初ではありません。
ビッグバン宇宙論を見ていると、最初は光さえない世界で始まり、やがて光が生まれます。つまり、光が生まれる前の世界というものが存在し、光を生み出す前の、闇というものが存在します。
これを単に「闇」と言ってしまうのは、正確ではないため、誤解を生じてしまいますが、他に言葉がないので、「光が生まれる前の闇」とここでは言っておきます。
つまり、宇宙の根源的なエネルギーというのは、「光が生まれる前の闇」のエネルギーということです。
一方で、現代の宇宙論を見ていると、ダークマターというものが出てきます。ダークマターというのは、暗黒物質とも言われ、

Wikipediaの引用:
2003年から、宇宙背景放射を観測するWMAP衛星の観測によって、宇宙全体の物質エネルギーのうち、74%が暗黒エネルギー、22%が暗黒物質で、人類が見知ることが出来る物質の大半を占めていると思われる水素やヘリウムは4%ぐらいしかないことがわかってきている。
暗黒物質
http://ja.wikipedia.org/wiki/暗黒物質

ということで、ダークマターとダークエネルギーは、宇宙を構成している重要な要素であり、宇宙の大半の質量とエネルギーを占めている、ということが分かりつつあります。
つまり、
光=良いもの 闇=悪いもの
の図式が成り立つのは、あくまでも地球上のしかも人間が生息している地域という非常にという狭い範囲であり、宇宙という広大な世界においては、そういった単純なものの見方を捨てる必要があるということです。
・・・と書くと、じゃあ「宇宙は闇で支配されている」と考えてしまう人が、出てきてしまうのですが、ここでいう闇というのは、「光を生み出す闇」であり、宇宙の根源的なエネルギーとしての闇であって、闇=悪 ということでは、ありません。
ここでの、闇というのは、善でも悪でもなく、さらに根源的なものとしてのエネルギーであり、エネルギーとしては、ニュートラルなものです。
言い方を変えるなら、善とか悪とかという、人間的な価値観や考えかたを超えた存在としてのエネルギーということです。