氷川神社は、龍神とスサノオの神社

氷川神社は、素戔嗚尊(スサノオノミコト)を祭神とする神社です。
しかし、総本社の大宮氷川神社を初めとして、各地にある分霊された分社の氷川神社などを巡ってみた経験から言えば、素戔嗚尊が明瞭に表に現れる氷川神社に出くわしたことがありません。

写真は、氷川神社の総本社である、大宮氷川神社。

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以前にもブログに書きましたが、大宮氷川神社に参拝しても、すっきりと素戔嗚尊が前面に出ることはありません。様々な神々が現れるという複雑な印象があります。

そもそもこの地は、大和王権(大和朝廷)の支配下には無かったので、この地に社が立ったときは、大和王権の神々ではない、地元の神々が祀られていました。その神が、門客人神社に移されて、入れ替わりで大和王権の神である素戔嗚尊が祀られるという経緯があります。

氷川神社は、見沼の地に氷川神社~中山神社~氷川女体神社の三社が冬至の日の出ラインに並ぶ構造であり、三社で1セットになって建てられて、見沼の水神を祀っていたのではないかと思います。

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ブルーの領域は、古代の水域と推定される場所で、現在より水位が6~9mくらい高かった(海進と呼ばれる)とされています。

氷川神社を巡ってみると、いつも感じるのは、水の神(龍神)が前面にあり、素戔嗚尊は表立って現れるのではないということです。
同じ、素戔嗚尊を祀る神社として、熊野神社がありますが、こちらは明瞭に素戔嗚尊が前面に出てきます。

それらを見ても、氷川神社(総本社と分霊された分社の両方)は、龍神とスサノオの神社と感じています。