日ユ同祖論

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日ユ同祖論というのは、日本人とユダヤ人は、共通の先祖を持つ民族であるという俗説のことです。

日ユ同祖論については、色々と言われていますが、基本的に根拠が不十分という立場です。

7という数字は、月を観察すると、新月→半月→満月→半月→新月のそれぞれの期間が、概ね7日になるので、7を聖なる数字として扱うのは、世界中にみられることです。7という数字を神聖視するのを根拠として、日ユ同祖とは言うには根拠が乏しいと思っています。

また、六芒星については、基本図形である三角形を二つ組み合わせただけの構成であり、基本図形である、○(丸)△(三角)□(四角)については、基本的な図形であるため、世界中至るところで見ることができます。なので、六芒星をもって、文化的に同祖であるというのは、根拠としては非常に低いレベルになります。

たとえば、十字という紋章は世界的にも多くみられるもので、日本の家紋にも丸に十字があります。ナチのカギ十字とお寺の卍(まんじ)はちょうど裏返しになりますが、それだけの根拠で日本の仏教は裏ナチスであると主張できるでしょうか?

また、神話については、世界中の神話を調べて行くと、良く似たストーリーがあちらこちらで見られるのは、よく知られたことです。なので、神話が似ているからと言って、同祖というのもまた、根拠が希薄です。

単に、あるマークが似ている・同じとか、神話が似ているなどというだけで、同祖論を信じるのは検証が十分ではないと考えています。

参考:
播磨屋 > 戦国武将の家紋 > 島津氏
http://www2.harimaya.com/sengoku/bukemon/bk_simaz.html
ウィキペディア > 十字
http://ja.wikipedia.org/wiki/十字

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