冬至・夏至、春分・秋分は重要日|暦のはなし

暦(こよみ)についてはずいぶん前に色々と書いたのですが、最近ブログを読み始めた人もおられるので、暦のはなしのまとめを新たに書き起こします。

冬至の日の出

暦=カレンダー

暦とは、ふだん私たちが使っているカレンダーのことです。
カレンダーは紀元前のエジプト時代に始まり、その後何度も改訂されており、現在使っているカレンダーは「グレゴリオ暦(れき)」と呼ばれています。

ユリウス暦とグレゴリオ暦

グレゴリオ暦以前のカレンダーの一つには、「ユリウス暦(れき)」があります。いずれも西洋社会で作られたカレンダーです。

ユリウス暦は天体観測の結果を使って作られたカレンダーなのですが、若干の誤差があるため、長年使っている間に誤差が積み重なってしまう結果となり、キリスト教の年間行事を決めるには支障が出て来るようになってしまいました。

クリスマスは、起源をさかのぼると新年=冬至のお祭(現在のカレンダーで12月21/22日頃)なのですが、カレンダーに誤差があったため、25日となり3日から4日ずれてしまう結果になりました。

そこで、新たなカレンダーとして作られたのが「グレゴリオ暦」です。
グレゴリオ暦は、カレンダーとしての精度を主眼に置いた、太陽の動きのみを使ったカレンダーです。

ただし、これまでの慣習を変えることが難しいため、クリスマスは新年=冬至ではなく25日のままにされています。

私たちの日常生活においては、月と太陽のリズムが主体なので、両方のリズムを踏まえた自然のリズムのカレンダーである必要があるのですが、グレゴリオ暦はカレンダーとしての精度のみを重視しているのとずれた新年とクリスマスの日取りを戻さないまま使っているため、人工的なカレンダーになってます。

太陰太陽暦

アジア地域では、月と太陽の両方を踏まえた自然なリズムのカレンダーを使っていました。
これが、旧暦(もしくは農暦)と呼ばれるカレンダーです。

自然のリズムを中心に置いているため、年毎に微妙な調整が入ってしまい、長期的に使うには若干精度が落ちるところがあります。
しかし、自然のリズムに即したカレンダーなので、農業中心の時代においては、役に立つカレンダーとして広く使われていました。

日本においては、江戸時代末期は、太陰太陽暦の天保暦が使われていましたが、明治の改暦によって、太陽暦のグレゴリオ暦を使うようになりました。

二至二分

洋の東西を問わず、カレンダーは天体の動き、特に月と太陽の動きを観測して作られています。
太陽を観測していると、一年のうち四日は特別な日であることが判ります。冬至・夏至、春分・秋分の四つの日を合わせて二至二分と呼んでいます。

二至二分は、
冬至は、日中の太陽高度が最も低くなる日。
夏至は、日中の太陽高度が最も高くなる日。
春分と秋分は、太陽が真東から昇って、真西に沈む日。

となり、カレンダーを作る上で重要な基礎日になります。

一年の始まりはいつ?

カレンダーを作るとき、一年をどこで区切るのかということは非常に重要なテーマになります。

[太陽の動きで決める一年]
太陽の動きのみを一年の区切りとするので、太陽の日中高度が最も低くなる冬至は秋の収穫も終わった後になります。
また、冬至は太陽のエネルギーが最も低くなる日になり、この日以降は太陽のエネルギーが復活して行くので、一年の始まりをこの日に設定することになります。

[農作業の始まりで決める一年]
かつては、世界中どこでも農業が中心産業でしたから、農業の為のカレンダーであることが重視されるので、農作業を始める春が一年の始まりになります。
太陽の動きとしては、春分が春のちょうど真ん中(なので春を分けるという春分と呼ばれる)になるので、この日を一年の始まりにします。

ただ、地域によっては春分には既に農作業が始まっているため、冬至と春分の中間となる立春を一年の始まりとするカレンダーもあります。
アジア地域では立春を一年の始まりとするカレンダーが使われていました。
(グレゴリオ暦ではまだ冬の最中である正月を、新春・初春と呼ぶのはこちらから来ています)

[グレゴリオ暦の一年]
ここまで説明したとおり、私たちが日常使っているグレゴリオ暦の一年の区切りというのは天体的な意味はなく、人為的に決めた日であるため、天体的にもエネルギー的にも意味を持たない日を新年としています。

このカレンダーを使うということは、天体や自然との調和から離れて行くことになります。

世界で起きている環境破壊の一因は、私たちが人工的な暦であるグレゴリオ暦を使っている事にあります。

二至二分は重要日

冬至・夏至、春分・秋分の四つの日の二至二分は、エネルギー的にも重要な日になります。

太陽の動きから観測される二至二分ですが、この日は太陽のエネルギーも特別な日になります。
太陽そのものがエネルギー的に変化するのではなく、太陽と地球の位置関係が元になってエネルギー特異日になっています。

[冬至]
太陽エネルギーが最も低い日になるので、この日から先はエネルギーが好転する日になり、様々な将来の願い事をするにはとても良い日になります。
早稲田穴八幡宮の一陽来復は、このエネルギー好転をお金回りに活かして、お金に困らないようにするために作った御守です。

[夏至]
太陽エネルギーが最も高い日になるので、この日に向けて活動を活発化させるのは、太陽のエネルギーを上手く使う為に重要です。

[春分・秋分]
太陽が真東から昇って、真西に沈む日であり、昼と夜の時間が同じになるという、陰陽のエネルギーバランスの日になります。
また、天と地が近くなるため、エネルギーワークをするのにも適しており、この日にパワースポットに行くと、自分自身のエネルギーを高めるのが容易になります。