スピリチュアルな能力の四要素

スピリチュアルチャネリングヒーリング

スピリチュアルな能力の四要素について、以前から少しずつ書いていましたが、こちらに最新版として、過去の記事も含めた統合版として作成しておきました。

スピリチュアルに関する能力セミナーを進めていくにあたり、スピリチュアルな能力というのは、どのように分類されるのか、またどのようなものなのかを書いておきます。

1.能力の四要素

ここでは、スピリチュアルな能力を4つの要素に分けて考えます。

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上記の四要素ですが、一人の人間が持っている能力は、単純に一つだけが発揮されているのではなく、四つの能力が組み合わせて発揮されるものです。

なぜ、このような四つの要素に分類したのかというと、スピリチュアルな能力のセミナーコース設計をしていく中で、スピリチュアルな能力というものを見ていると、様々な能力・形態があり、それを一つずつ列挙して行くとかなりの数になってしまい、コース設計が難しくなってしまいます。そのため、スピリチュアルな能力というものを整理することで、コース設計ができるだけ重複しないで効率的に学ぶことができるようにするためです。

そういった整理をしていくと、スピリチュアルな能力というものは、基本的には4つの要素からなっていることが分かってきました。

ここで、スピリチュアルと効率的という言葉は、あまり相容れないところがあるのに気がついた人もいるかと思いますが、スピリチュアルな生き方をしていると、無駄がないという経験をいくつもします。つまり、ここで言う効率的というのは、意図して効率化するということではなく、結果として無駄がないということになります。

コース設計をするときには、効率的というよりは、無駄がないコース設計と言った方がいいのかもしれませんが、講座を選んでいる人にとっては、無駄がないというよりは、効率的と言った方が、分かりやすい説明かと思います。そういう意味で、効率的なコース設計をしています。
上記のスピリチュアルな四つの能力要素について、順番に説明します。

2.エネルギーワーク(エネルギーを扱う)

ここで言うエネルギーというのは、三次元レベルおよびそれよりも高次元のエネルギー全般を指しています。
エネルギーを扱うということは、以下のような広い範囲の意味になる。

(1)エネルギーレベルでのワーク
(1-1)人(Human)への働きかけ

・人を癒す
ヒーリング、浄化など、未成仏霊を送る葬式とか、四十九日などの儀式もこちらに含まれる。

・エネルギー回路を構成する
アチューメント:、チャネリング・リーディング回路の構成など。

・エネルギー回路を変更する
アクティベーション、ディクシャなど。

※チャネリングにおいて、チャネリング用のエネルギー回路を形成するためのワークはエネルギーワーカーの仕事になるので、こちらに分類しており、チャネリング回路を使って情報を得ることは、チャネラーの仕事になるので、チャネリングに分類している。リーディングも同様。

(1-2)人以外の存在(Being)への働きかけ

・存在を癒す
ここで言う存在というのは、肉体を持った人間以外の全ての存在のことで、銀河、太陽、地球、月、大地、動物、植物など、全ての存在を含む。

(1-3)場(Field)への働きかけ
・場を構成する
結界を張る、パワースポットを形成するようなケース。

・場を調整する
場の浄化など、エネルギー状態を変更していくケース。

(2)物質レベルでのワーク
物質は、元をただせばエネルギー場であるので、エネルギーワークに分類される。
物質レベルのエネルギーワークは、直接肉体に働きかけるものとなる。肉体に働きかけることが、結果的にエネルギー的な変化を引き起こす。

(2-1)筋肉系
マッサージ、ボディワークなど、筋肉に働きかけるケース。

(2-3)骨格系
整体、カイロプラクティックなど、骨格や骨格周辺の軟骨・繊維組織系に働きかけるケース。

(2-4)経絡系
鍼(はり)、ツボ、灸(きゅう)など、経絡系に働きかけるケース。
経絡については、歴史的経緯から一応肉体系に分類しているが、肉体器官として存在しているというものではない。肉体より上位次元のエネルギー体の回路であると考えられる。

物質レベルのワークも、エネルギーワークの一種であることから、これらの技能を向上させて行くと、スピリチュアルな能力もそれにつられて向上し、ヒーリングなどが出来るようになることがある。しかしその逆に、肉体レベルに意識が集中しすぎると、スピリチュアルな能力が低下するということが起きることもある。

3.チャネリング(受け取る)

チャネリングというと、言葉によりメッセージを受け取るというイメージが強いのですが、実際には、言葉によるメッセージを受け取っている人は、全体のうちごく少数になります。
我々は、五感がありますが、この五感のいずれかに情報として来たり、情報そのものが来たりするものになります。そのため、チャネリングというのは、実は誰もが(気が付かないうちに)行っていることです。誰もが行っているけれども、チャネリングであるという実感が伴うケースが非常に少ないということです。

(1)受け取り方のバリエーション
(1-1)五感的

五感的という言い方をしているのは、通常の肉体感覚の五感ではないが、五感を通じて情報を得ているケースになります。
・聞こえる(聴覚:霊聴)
・見える(視覚:霊視)
・皮膚感覚で感じる(触覚)
・匂う(嗅覚)
・味として感じる(味覚)

(1-2)六感的

六感的というのは、通常の肉体的な情報の得方とは明らかに異なる感覚として、上位存在から何かの情報を受け取るということです。
・直感的に感じる(インスピレーション)
・情報の塊を得る
情報の塊というのは、少し説明が必要で、チャネリングを行っていると、言語で来るときのような一列の文字列(あるいは音列)で情報を得ることもあるが、時として情報が凝縮された塊のようなものが来ることもあり、この場合は一瞬で情報を得るのだが、その情報を言語的に語ろうとすると、長い時間をかけて語ることが必要であったり、多面的な説明が必要になってしまうようなケース。小説家や作曲家がチャネリングで(と、当人は思っていない事が多い)一冊分/一曲分の内容を一瞬で得るようなケースが該当する、この場合作家は、その情報を清書しているだけになる。

(2)手法のバリエーション
(2-1)道具によらない
道具を使わないでチャネリングするケースで、こちらが一般的。
情報を得る時のコンタクトのパターンとしては、
・上位存在とのコンタクトによる方法
※一般的にチャネリングとよく呼ばれているのがこちらになります
・他者/相手の意識とのコンタクトによる方法
・集合意識とのコンタクトによる方法
といったバリエーションがある。

(2-2)道具を使う
ダウジングやOリングなどの単純な道具を使う方法も、自分以外の情報源から情報を受け取るということでは、チャネリングの一種に考えられます。
また、占術を実践していると、占術を学習した時に学んだ内容にはない新しい情報を得ることがあります。つまり、既知ではない情報を得るということであり、これもチャネリングの一種になります。
道具を使うやり方は、様々なものがあるので、ここではまとめてカテゴリーとして考えておきます。

(a)感性的方法
論理的な方法ではなく、感性的な方法で情報を得るやり方としては、ダウジング、Oリングなどがあります。

(b)理論的方法
タロット、占星術、易などの占術手法については、それぞれ体系な理論があるので、理論的カテゴリーになります。なお、占術については、種類が多いので列挙せず、占術手法で一まとめにしてあります。
占術においては、受け取った情報を元にカウンセリングするということになっていくのですが、ここでは、情報を受け取る → 情報を元にカウンセリングする という二段階に分けて考えているので、情報を受け取るスキルと、カウンセリングのスキルは別として扱っています。

4.リーディング(読み取る)

霊視あるいは遠視という言い方をすることもあるリーディングは、自分と上次元存在の能力を使うことで対象となる人や場、物質、存在などの状態を読み取って情報を得るものであり、チャネリングを“受動的な情報取得”とすれば、リーディングは読み手側の“能動的な情報取得”と言うことができます。

(1)読み取り可能なレンジ
リーディングにおける、読み取り可能なレンジ(範囲)というのは、人によって異なり、下図のように分類できます。
Fig1
上図の特定領域に強いタイプの人もいれば、広い領域を読み取ることができるタイプの人もあり、これは人それぞれの個性。

また、読みとれる深さも人によって異なります。

Fig2
上図のうち、過去領域をアカシックレコードと呼ぶこともあり、上図からもわかりますが、アカシックレコードというのは、人間が読み取ることができる全体の領域のうちの、ごく一部分の領域のことを示しているにすぎません。

リーディングにおいては、自分の霊的な能力を使用するので、基本的には道具を使用しませんが、自分をリーディングができる状態に持っていくために道具を併用することはあり、水晶球を覗き込むというのはこの典型的な例になります。

(2)距離
リーディングにおいては、読み取る対象までの距離が近いか遠いかということは、本来的には影響しない。これは、リーディングを行う時にアクセスしている次元領域の性質によります。

我々が生息している(と感じている)“三次元空間+時間”の領域を「実空間」と定義し、上位次元の領域を「虚空間」とすると、虚空間における「状態の遷移」が、実空間における三次元空間と時間に展開されて形成されているためで、上位次元においては、時間とか距離というのは状態として存在していることになります。

※複素平面における実数が我々の時空空間、虚数が上位次元のエネルギー空間と考えるとわかりやすいかもしれません。つまり我々が生きている空間全体は複素平面的であるということ。なので、お互いが独立しつつも、相互に影響することが可能。
この複素平面の考え方は、ガイドからチャネリングで情報を貰いました。

ただし、読み手側の意識に距離が遠いと読み取りにくくなるという概念があると、距離に比例して読み取りにくくなるということが起きる。
また、対象までの間に何か遮蔽物が有る場合でも、本来的には読み取り可能ですが、前記同じように、読み手の意識によって読み取りにくくなるということが起きることがあります。

(3)対象の種類
リーディングにおける対象としては、生命体(人間、動物などの有機体)を取り扱うことが多いが、人工物(無機体)も、天然物(石、岩、山、地球、天体、銀河、宇宙)も広い意味では生命体であり、生死のサイクルが人間のように短く(数十年)なく、非常に長い(数億年)という違いでしかない。そのため、どのような対象であっても、原理的にはリーディング可能ですが、人によって得意・不得意というものが存在し、これは人それぞれの個性になります。

(4)時間
「距離」のところで述べたとおり、上位次元の状態が三次元空間と時間という形に展開されているため、上位次元においては時間という概念はなく、状態の変化というものが変化を測る方法になるため、地上における時間の長さは上位次元においては意味がなくなってしまう。
なので、読み手が、クライアントの過去に遡ってリーディングするという、つまり過去生リーディングが可能となる。この場合、何年前という時間を指定して読むことは困難であり、現世との関わりが強い過去世が見えてくるということになり、その読み取った時代がいつなるのかは、服装や風景などを見て判断することになります。

ただし、天体の動きを(惑星軌道など)カウントすることは可能であると思われるので、それを元に時代判定することは可能だとは思いますが、我々の本来の次元である上位次元においては、「状態」があくまでも重要であって、カウント数はあまり意味を持たない。
これは、自分自身の心象風景を思い出す時に、正確な年数よりも、その時の状態を思い出す方が意味合いが強いことを考えるとわかります。そのため、実際のリーディングでは、正確な年数をカウントすることより、状態や状況の方が重要になります。

5.カウンセリング

カウンセリングにおいては、誰がカウンセリングを行っているのかという区分がまず必要です。つまり、
・上位存在が直接行っている
・カウンセラーが直接行っている
・上位存在とカウンセラーが協働して行っている
の3パターンに分かれます。

(a)上位存在が直接行っている
この場合は、カウンセラーはチャネリングモードに入って、チャネリングに徹することで、上位存在がクライアントに対して直接カウンセリングを行うので、カウンセラーはカウンセラーというより、チャネラーになります。この場合は、カウンセラーという名のチャネラーはチャネリングのスキルが重要であり、カウンセリングのスキルは必要としません。
また、カウンセリングは繋がっている上位存在のレベル次第であるので、どの上位存在と繋がっているのかが鍵となります。

(b)カウンセラーが直接行っている
この場合は、カウンセラーのリーディング能力をベースとし、それらによって得られた情報を元に、カウンセラーのカウンセリングスキルと経験をベースとしてカウンセリングを行う。そのため、カウンセラーのスキル・資質はもちろんのこと、あり方・生き方などのカウンセラーとしての態度も重要になります。

(c)上位存在とカウンセラーが協働して行っている
このパターンは、上記の両方のパターンをケースバイケースで使い分けながら行うことになります。カウンセラーが自覚的に上位存在とのコンタクトを取り情報を得ながら、クライアントに対してベストなカウンセリングを行うというやり方になるので、上記の(a)(b)の両方の資質・態度が必要になります。

(以上)

コメント

  1. 桜咲く春 より:

    このような資料を作成してくださり、ありがとうございます。
    スピリチュアルの要素として、ヒーリング、チャネリング など、
    単体で見聞きしていたこと。
    アチューメント,アクティベーションなど、よく分からなかったこと[E:sweat01]。
    体系立ててくださったことで、各々・関連性が分かるようになりました[E:flair]。
    ありがとうございました。

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