聖マリア・トライアングル

パワースポット

首都東京の中心部には、歴史のある3つのカトリック教会がきれいな二等辺三角形を形成し、それらの位置関係は、とても深い意味を持っています。そして、その歴史を紐解くと、聖母マリアと日本の関係が見えてくるのです。聖母マリアは日本の守護者でもあります。

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【概要】歴史的&風水的な側面などからの解説

●聖母マリアと日本との関係
日本にキリスト教を伝えたのが、フランシスコ・ザビエルであるということは、知られていますが、彼が日本に始めて上陸した日は、キリスト教関係者でなければあまり知られていません。彼が鹿児島に上陸したのは、1549年8月15日で、ちょうど「聖母マリアの被昇天の祭日」であったので、ザビエルは、日本を聖母マリアに捧げました。この日から、聖母マリアが日本の守護者となったのです。
その後、昭和の時代に、日本の歴史的な出来事が起きた日と、聖母マリアの祝日が重なっているという事実はそのことを物語っていますが、解釈には深い洞察も必要です。
ここで述べているのは、日本の守護者が「聖母マリアだけ」ということではありません。他にも多くの守護者が存在していますが、ここでは聖母マリアのお話をします。

【12月8日 無原罪の聖マリアの祝日】
日本が米英に宣戦布告し、太平洋戦争が始まった日は、1941年12月8日ですが、12月8日は、聖母マリアが、母の胎内に宿ったこと祝する「無原罪の聖マリアの祝日」で、カトリックの国では盛大に祝われ、会社や学校はお休みとなります。

【8月15日 聖母マリア被昇天の祭日】
太平洋戦争が終結したのは、1945年8月15日ですが、前述のとおり8月15日は「聖母マリア被昇天の祭日」で、やはりカトリックの国では、国民の祭日として会社や学校はお休みとなります。
この日はまた、1534年に、イグナチオを中心として、ザビエルを含む七人が、後に日本にキリスト教を持ち込むこととなるイエズス会を発足した日でもあります。

【9月8日 聖母マリアの誕生日】
連合国と日本国との間の戦争状態を終結させるため、サンフランシスコ講和条約がサンフランシスコで調印されたのが、1951年9月8日で、この日は、「聖母マリア」の誕生日に当たります。

【2月11日 ルルドの聖母の祝日】
そして、日本書紀にある神武天皇が即位したとされる日は現在、「建国記念の日」として祝日となっていますが、この2月11日は、「ルルドの聖母の祝日」となっています。
しかも、この日は、カトリックの総本山でもある、ヴァチカン市国の独立を記念する日でもあります。

太平洋戦争という、悲劇の時代において、聖母マリアは日本の守護者として、開戦時から終戦まで、密かに日本を見守り、守護し続けてきました。戦後の日本の発展はその守護のおかげでもあったのです。

●聖マリア・トライアングル
(1)距離
東京カテドラルを頂点とした二等辺三角形を形成する。

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二等辺の誤差を計算すると、200m/3.23Km = 6% であり、レイラインの距離を考察するとき、10-20%程度の誤差でも良しとすることがあることを考えると非常に誤差が少ない。また、広い敷地のどのポイントを中心にするかを考えると、誤差は吸収されると言ってよい程度のものと言える。

(2)方位
方位は、北を0度として360度で表すが、夏至と冬至の日出・日没の角度は概略で、
夏至 = 日出:60度 日没:300度
冬至 = 日出:120度 日没:240度
となるので、これを当てはめてみると、以下の図のようになる。

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神田教会を東の中心と見れば、夏至は若干の誤差はあるものの、夏至・冬至の日出トライアングルとなっており、まさに太陽のエネルギーラインを形成している。

(3)礼拝の方向
そして、拝礼の方向を見ると、神田教会(ザビエル)とイグナチオ教会(イグナチオ)はちょうど向かい合いになり、東京カテドラルは神田教会を向いて拝礼しており、三教会は、神田教会を中心としたトライアングルを形成している。

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これだけの条件がそろうということは、単なる偶然とは言えず、何か上位の意志が働いていると考える方が自然である。

●聖マリア・トライアングルと皇居を結ぶ線
そして、トライアングルの中心線上には、日本の文化の中心とも言える皇居の吹上御所、新宮殿、そして、戦没者を祀る靖国神社、千鳥ケ淵戦没者墓苑が一列に並ぶ。
これは、前述の聖母マリアの記念日とも直接関係してくるポイントであり、単なる偶然というには、あまりにも一致している。

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●聖マリア・トライアングルと護国寺・江戸城を結ぶ線
文京区の護国寺が江戸城天守閣を向いて建てられているということは、レイラインを調べている人には知られていることですが、この江戸城守護ラインと聖マリア・トライアングルは重層構造になっています。この三角形のライン上にはさらに皇室や太平洋戦争の関係が深いスポットが出てくる。

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一方、護国寺は宮家の墓所(豊島岡墓地)であり、護国寺境内の東半分が皇族墓地とされ、宮家とも深い関係にある。
また、宮家は外国とくにアメリカやヨーロッパを理解するために、キリスト教の勉強を古くからしており、戦後もその勉強が続いていることも知られています。

【聖堂を訪れる時の注意事項】

キリスト教会の聖堂を訪れるというのは、経験が少ない人も多いので、こちらに注意事項を書いておきます。

1.開かれた場所
キリスト教会の聖堂は、信徒であるかどうかにかかわらず、開かれた場所です。
なので、信徒でなくても、訪れることができます。(ただし、一部の教会では信徒以外は入れないこともあります)

2.静粛に
聖堂内は、ミサなどの行事が行われていない場合、信徒の方が祈りをささげる場所でもあります。聖堂内では静粛にしましょう。行事がある場合は、その行事の邪魔にならないようにしてください。

3.撮影禁止
上記とも関連しますが、基本的に聖堂内は静粛さを保つために撮影禁止です。撮影したい場合は、予め許可を取ってください。聖堂の外側からの撮影には許可は不要です。

4.献金をお願いします
神社やお寺では、賽銭箱があるように、教会にも献金箱があります。献金されたお金は、聖堂を維持管理するために使われます。聖堂を訪れるときには、幾らでも構いませんので、献金をお願いします。
今回取り上げている聖堂のような場合、大掛かりな改修工事では億円単位の費用がかかります。現在私たちが聖堂を訪れることができるのは、これまでの多く人々の献金のおかげです。聖堂をこれからも良い状態で保つためにも献金をお願いします。

【鎮座地】場所の解説

●東京カテドラル聖マリア大聖堂
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東京におけるカトリックの中心的教会であり、カトリック東京大司教区の大司教座聖堂(カテドラル)になる。聖マリア大聖堂という名前は聖堂が聖母マリアにささげられていることから。
空から見ると十字架型となる特徴的な聖堂は、建築家丹下健三の設計によるもので、1964年(昭和39年)12月に落成した。築後40年余りを経て、 2007年には外壁を中心とした大改修が行われた。

【アクセス】自動車、電車、バスなどのアクセス手段の解説

●住所
〒112-0014 文京区関口3-16-15
電話 03-3941-3029 FAX 03-3941-1902

●バス
JR山手線目白駅より「新宿駅西口」行き都バス、
JR新宿駅より「練馬車庫」行き都バス、いずれも「椿山荘前」下車徒歩1分。

●地下鉄
東京メトロ有楽町線、「江戸川橋駅-Y12」(出口1A)より徒歩15分

●駐車場
有り

【オフィシャルページ】

東京カテドラル聖マリア大聖堂 > カテドラルとは
https://tokyo.catholic.jp/archdiocese/cathedral/

【解説】実際に訪れたときの(エネルギー的な)感想

東京のなかでも屈指の規模を持つ聖堂なので、聖堂内の空間もとても広さを感じます。
コンクリート打ちっぱなしの聖堂内は、全体的には荘厳・静粛といった印象で、厳粛さを強く感じます。
聖堂が向く角度にちょうど日が昇るのは11月21日ごろとなり、この日はちょうど、543年にエルサレムで聖マリアの聖堂が献堂された日であり、聖マリアの奉献この日に祝われるようになった。この日を境に降誕祭(クリスマス)に向けた準備が始まる日でもある。
そのため、この日から12月にかけては、聖堂のエネルギーが特に上昇する期間のひとつでもある。
静粛な雰囲気が漂い、天の神(主)との繋がりもとても良い場所です。また、聖堂内左手には、聖マリア像の祭壇があり、こちらは聖マリアとの繋がりがとても良い場所です。
さらに、聖堂正面の駐車場を挟んだ場所にはルルドの洞窟も再現されており、こちらもお勧めです。

【鎮座地】場所の解説

●神田教会
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聖フランシスコ・ザビエルを保護聖人とするカトリックであり、現在の教会聖堂は国の登録有形文化財となっている。1873年にキリスト教禁止令が解かれた後、1874年に東京における日本人のために開かれた教会であり、築地教会とともに、都内最古の歴史を持つ。
関東大震災により倒壊した聖堂は、再建され1928年(昭和3年)12月9日無原罪の聖母の祝日の翌日にあたる主日に献堂式が行なわれた。
2000年(平成12年)には、山口のザビエル記念聖堂、鹿児島のザビエル教会に続いて、聖フランシスコ・ザビエルの聖遺骨が安置された。

【アクセス】自動車、電車、バスなどのアクセス手段の解説

●住所
〒101-0065 千代田区西神田1-1-12
TEL 03-3291-0861 / FAX 03-3291-0860

●休館日
毎週月曜日は休館日で聖堂見学はできない。また大祝日、国民の祝日、その他教会行事によって見学できない場合もあるので、注意が必要。

●鉄道・水道橋方面から
JR・水道橋駅東口から徒歩7分
地下鉄・都営三田線水道橋駅A1出口から徒歩8分

●鉄道・神保町方面から
地下鉄・東京メトロ半蔵門線、都営三田線、都営新宿線神保町駅A5出口から徒歩7分

●駐車場
無し(近隣のパーキングメーター、有料駐車場を使用のこと)

【オフィシャルページ】

カトリック神田教会
http://www.catholickandachurch.org/

【解説】実際に訪れたときの(エネルギー的な)感想

古い形式を持つ聖堂で、窓のステンドグラスは聖書の物語を表現しています。
聖堂内は、歴史を感じさせる良い意味でも重さを感じさせます。
冬至の日は、太陽が神田教会から、東京カテドラルに達するときであり、両聖堂のエネルギーが繋がることになります。また、こちらには聖ザビエルの聖遺骨が治められており、東京カテドラルの胸像とともに、聖ザビエルのエネルギーとも繋がる場所です。

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一方、夏至の日には、神田教会からイグナチオ教会に達する光が、イエズス会のイグナチオとも繋がることになります。夏至と冬至という1年の中で鍵になる日のエネルギーの中心となる聖堂です。

【鎮座地】場所の解説

●聖イグナチオ教会
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聖イグナチオ教会の前身は、1936年(昭和11年)に麹町聖テレジア教会として、現在の千代田区六番町に献堂されたが、1945年(昭和20年)の空襲で全焼。1947年に麹町教会の運営はイエズス会に委託され、1947年(昭和22年)に現在の上智大学前の敷地に聖堂の再建工事を着工。1949年(昭和24年)に木造の旧聖堂が完成。その後、建物の老朽化、信徒の急増により、聖堂・信徒会館などの建物を新しく作りかえることとなり、現在の新聖堂は1999年6月に献堂式を迎えた。補助席も含めると1300人を収容でき、国際色のあるメガチャーチとなった。
イグナチオは、イエズス会の創設者の一員であり、会の最初の総長となった。イエズス会の保護者は聖母マリア。

【アクセス】自動車、電車、バスなどのアクセス手段の解説

●住所
〒102-0083 東京都千代田区麹町6-5-1
上智大学手前に位置する

●鉄道
JR・中央線 四谷駅下車 麹町出口 徒歩1分
東京メトロ・丸の内線・南北線 四谷駅下車 赤坂出口 徒歩1分

●駐車場
無し(近隣の有料駐車場を使用のこと)

【オフィシャルページ】

聖イグナチオ教会
http://www.ignatius.gr.jp/

【解説】実際に訪れたときの(エネルギー的な)感想

歴史的な長方形の聖堂ではなく、長円型の聖堂であり、聖堂に入るととても広々とした感じがあります。東京カテドラルの厳粛な雰囲気とは異なり、こちらはとても優しいおだやかな空間になっているのがとても印象的です。気分が尖っているとき、こちらの聖堂でゆったりすると、自分らしさをとりもどすことができます。
大聖堂に隣接する、ザビエル聖堂は、瞑想のための空間とも言える場所で、奥には水盤があり、静謐な空気が流れています。瞑想をするのにお勧めです。
また、イグナチオ教会では国際的な活動も多く、外国語のミサでは英語をはじめとして6ヶ国語でのミサが行われています。

【エネルギーワーク】実際に訪れるときの方法などについて

マリアトライアングルは、スポットひとつで構成されるものではなく、3つの聖堂が構成する、パワーエリアとも呼べる場所なので、3箇所を巡るワークが中心になります。
複数の箇所を巡るワークを行う場合、まず巡る方向ですが、これは基本として、上から見たときに時計回りが基本になります。そして、最初に訪れる場所としては、主教座である東京カテドラルがお勧めなので、(1)東京カテドラル→(2)神田教会→(3)イグナチオ教会とまわって、最後に(1)東京カテドラルに戻ることで、3聖堂のパワーアングルが完成します。

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12月8日や冬至の日に実際に巡ってみたのですが、順番に巡っていくと、段々と自分のエネルギーが上がって、天の神とのつながりがよくなって行くことが分かります。
前述の
12月8日 無原罪の聖マリアの祝日
11月21日 聖マリアの奉献日
8月15日 聖母マリア被昇天の祭日
9月8日 聖母マリアの誕生日
2月11日 ルルドの聖母の祝日
などの聖マリアの祝日。
そして、冬至・夏至そしてクリスマスなどの日にこちらを巡るのがお勧めです。

【クリスマス(キリスト降誕祭)について】
クリスマスというとほとんどの人が12月25日がイエス・キリストの誕生日だと思っているのですが、実はイエス・キリストの正確な誕生日というのは分かっていないそうです。クリスマスの正式な表記は「Christmas」ないし「Xmas」になり、これは「キリスト(Christ)のミサ(mass)」の意味で、キリスト教の儀礼であり、誕生日という意味ではありません。

クリスマスにおける祭りは、もともとは収穫の感謝と太陽の復活を祈ったり大いなる自然神あるいは祖先神を敬う祭でした。冬至祭では、ごちそうを食べお祝いし今のクリスマスと同じように、ツリーをかざっていたようです。

イエス・キリストの誕生日がいつなのかは正確にはわかっておらず、紀元325年ニケアで開かれた公会議で、冬至の日を救世主キリストの誕生を祝う日に決めたといわれています。
ところが、当時の暦はあまり正確なものではなかったため、当初は12月25日が冬至にあたっていたのですが、年月を経るにつれて冬至が12月25日ではなく、12月21日になってしまったのですが、12月25日の聖誕祭の日程を動かすわけにもいかず、結局そのままになってしまったのがクリスマスが12月25日に行われることになった起源になります。

更新記録
2008/12/15 初版作成 archives/1534
2009/08/15 抜粋版作成 archives/1755
2024/03/16 リダイレクト更新 archives/2954

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