熱中症の月別発生件数と二十四節気

地震・気象

厚生労働省の熱中症に関するページに月別グラフがありますが、これを見ると、8月がピークになっています。気温と関係するので当然この時期は多いのですが、7月は気温がまだピークになっていない時期なのに8月と同じくらい多い数値になっています。

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これは以前の記事(大暑は、体調に注意)でも書いていますが、7月は日中の気温が日々上がって行き時期で、身体が高い気温にまだ慣れていない時期であることから、気温以上に体感温度が高く、お盆を過ぎて気温が下がり始めるまでは、熱中症の発生も多くなります。

二十四節気では、8月7日が立秋になりますが、ここから秋ということではなく、朝・夕になると秋の気配が見え始めるという意味です。8月23日が処暑となり、このあたりで暑さが峠を越えて行きます。

二十四節気の解説を見ると、温度計による気温と比較した解説を書いているため、「時期が少しずれている」という記述が良く見られますが、二十四節気が成立した紀元前には、温度計は存在しません。なので、二十四節気を読むときには体感気温で考える必要があります。

(関連記事)

大暑は、体調に注意
https://en-light.net/archives/3163

にっぱち
https://en-light.net/archives/1599

(参考)

職場での熱中症による死亡災害の発生状況(平成23年)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei45/

二十四節気(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%8D%81%E5%9B%9B%E7%AF%80%E6%B0%97

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