ワンネスを”知っている”と”体験する”の間には、深い谷がある(1)

ワンネス(全ては一つ)は、単に知識的な理解ではなく体験することが必要です。これはワンネスに限らずスピリチュアルの他の知識についても同じで、単に知っているだけでは、大きな意識の転換は起きず、「ただ知っているだけの人」で終わってしまいます。
ネット上を検索してみても、単に知識として語っている人の方が非常に多く、体験的に実感している人はごくわずかです。

体験するときは、知識を再確認するだけでは終わりません。その瞬間は、マインドの混乱・困惑、あるいは恐怖といったことを同時に体験することになります。

それまで持っていた分離をベースとした世界観や観念というものは、人間として何十年も生きてきたため、深層心理の奥深くに刻み込まれています。単に知識としてワンネスを知った時は、世界観や観念はそのままで、知識を追加するだけなので、マインド(あるいはエゴ)は、その知識と世界観の間の矛盾をそのまま受け入れてしまいます。

人という存在は、世界観と知識の間に沢山の矛盾を抱えて生きていく事ができるため、大人になるということは、そういった沢山の矛盾に目を逸らして生きているということです。

その矛盾が、問題になるのは、ワンネスあるいはスピリチュアルな真理を体験した瞬間です。
それまで、矛盾に目を向けることなく生きてきたのが、ある時突然その矛盾に正面から向き合わなければならなくなります。その瞬間、心の準備などありません。

どちらかが正しくて、どちらかが間違っている。それを認めなければならなくなるという事実に直面します。そのときマインドは矛盾の間で混乱・困惑します。場合によっては、エゴが恐怖を創り出すことすらあります。

その混乱を乗り越えたとき、意識の大きな転換が起きて、もう矛盾を抱えることなく生きていくようになります。