四つのスピリチュアル

スピリチュアル◆悟り・ノンデュアリティ

この世界の基本的な特徴は、「多様性」です。なので、スピリチュアルに生きると言うとき、スピリチュアルにも様々なバリエーションが存在します。

それらを、わかりやすくするために、一種類+四種類に集約してみました。(ここでは、言葉が長くなってしまうため、スピリチュアルをスピと略称しています)

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この五種類は、どれが正しいとか良いとかを決めるものではなく、自分自身の立ち位置を確認するためのものです。

(その1)非スピ

最初は、「非スピ」です。これはスピリチュアルな事柄を信じない人達です。この世界は物質で出来上がっており、この世界は科学によってのみ解明できると信じている人達の世界です。

(その2)スピ

次は、この世界は、現代の科学ではまだ解明できていないスピリチュアルな領域が存在することを認め、信じている人達です。
スピリチュアルな領域というのは、物質的な制限に影響されないため、様々に多様な世界が展開されています。以下にそれらを四種類に分類して説明します。

(その2-1)ダークスピ

スピリチュアルな世界というのは、美しい世界であるという思いが強い人が多いのですが、実際にはスピリチュアルなテクニックを用いて人々をコントロールしている人達も少数ながら存在します。
この場合の特徴は、「恐怖」や「恐れ」を持ち出すことで、人々を自分の支配下に置くことが目的です。しかし、一見すると美しい世界の人間であるかのように振る舞っているので、スピリチュアルの初心者にはダークなのかそうでないのか判断が難しいことがあります。
あるいは、依頼者の希望することであればどの様な内容であれ、祈祷することで実現化させようとする「拝み屋さん」という人達が現実に存在します。それらの人たちが生きている領域です。(そういう人達の末路は哀れですが・・・)

(その2-2)現世スピ

日本人の多くは、この現世スピに生きています。現世スピの特徴は、現世における「御利益(ごりやく)」です。現世における御利益がある限りスピリチュアルな世界を信じるということで、伝統的な宗教の多くがこの領域になります。
また、開運ということを唱える人達もこの領域になります。
さらに、最近のパワースポットブームについても、本質的な事柄よりは、御利益の方に注目が集まっており、そういう意味でもこちらの領域になります。

(その2-3)探究スピ

スピリチュアルな領域を、探究して理解したい人達がいます。その人たちの領域がこの探究スピになります。
スピリチュアルな世界というのは、物質的な制限や影響がないので、とても多くのバリエーションがあり、探究すればするほど、さらに奥深いものになるので、霊的探究はこの世界を探究する人にとっては興味が尽きない世界になります。
スピリチュアルの実践者の多くはこの世界に存在します。探究すればするほど奥深い世界に行くため、人生の一生を掛けて探究する人が多い領域です。
ヒーリングやチャネリングといったことをメインに活動している人達は、こちらの領域にになります。

現時点において、スピリチュアルと言うと、先ほどの「現世スピ」とこちらの「探究スピ」の二つの領域を表すのが一般的です。テレビや雑誌などで目にすることの多いスピリチュアルというのは、それらの二つの領域のどちらか、もしくは両方になることがほとんどです。

(その2-4)悟りスピ

この世界の輪廻の世界から抜け出して、次の領域に行きたい人が進む世界です。
悟りスピと探究スピを比較すると、探究スピの方が様々なバリエーションが存在するので、進めば進むほど様々な体験が出来るのに比べると、悟りスピというのは、元居た世界に戻るものなので、体験のバリエーションはそれほど多くはありません。
また、悟りに向かうには、それまで培ってきた自分という概念、そこには世界観や価値観がありますが、それを手放すことが求められるため、探究スピという過去の蓄積をベースにすることができる領域に比べると、全てを手放すということが求められるため、楽しみながら進むという領域ではなくなります。
しかし、それを乗り越えたとき、大きな自由を手にすることができます。

上記の(その2-○)のスピは、領域間を渡り歩くこともできます。現世スピにいた人が、悟りスピに進むこともできますし、その逆も可能です。私自身、逆方向に進んだ人を何人か知っています。
それは、良いとか悪いとか、評価することではありません。今回の人生において、どのような体験をするのかは、本人が生まれてくる前に決めていることですから、良い・悪いということではなく、その人が人生において体験したかったことは何なのかということが重要です。

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