スピリチュアルとは何か?(その2)

一般的な認識において、スピリチュアル(Spiritual)と対極にあるのが、科学(Science)になると思います。
スピリチュアルに対して、「科学的ではない」という表現がなされる場合があり、この言葉は、信用・信頼できないという意味で使われることが多いですが、本来的な科学は、「現象を観測して、他人でも理解できる体系的な知識を得るもの」であり、その現象は何か特定のものに限定しているわけではありませんから、スピリチュアルな現象も本来なら科学の対象範囲であるということです。

しかし、通常「科学」というとき、以下の性質があるものを扱っています。
(1)測定性 対象は何らかの方法で測定できること
(2)定量性 測定した結果は、数字・数式で表すことができること
(3)再現性 第三者が行っても同じことが起きること
(4)整合性 対象を理論づけするときに、その理論に整合性があるかこと
これらをまとめて「客観性」という表現をすることがあります。

この「客観性」を持つとは限らない現象である、人の心の変化や、音楽や絵画などの芸術の領域、スピリチュアルな出来事などは、それらに触れた人の心がどう感じているのかという「主観性」を中心とする現象であるゆえに、上記の(1)から(4)の性質がないものが多く、そのために科学の対象から外されていることが多く見かけられます。それ故に、スピリチュアルが扱う領域は科学的ではないと言われることがあります。

しかし、本来の科学というのは、領域を限定するものではないので、一般的に言われている科学というのは「狭義の科学」(狭く限定した科学)であるということです。

最近では言われなくなって来ましたが、かつては「科学は万能である」と言われた時代もありましたが、ここで言う科学は「狭義の科学」です。狭義の科学は万能ではなく、「宇宙がなぜ存在するのか?」「人は死んだらどうなるのか?」といった疑問には答えることができません。

スピリチュアルで扱う領域は、狭義の科学では扱えない領域になるので、両者を統合することが本来の科学であり、この世界を理解することが出来るようになるということです。