お勧めの本?(3)

「古代日本正史」原田常治(同志社)を一応読み終わりました。
この本に書かれていることが全て正しいとは思いませんが、私が原田さんの説に同感する最大のポイントは、アマテラス、スサノオ、ニギハヤヒを神話の存在でなく、実在の人物としているところになります。
記紀では神だったのに、いきなり人間になってがっかりという人もいるかもしれませんが、イエス・キリストは降臨した神であったわけですし、アマテラス、スサノオ、ニギハヤヒも降臨した神々であったとしても何の不思議もありません。ましてや、神道において人はすべからく皆神であることを考えるなら、古代日本に多くの神々が人間という形で降臨し日本という国を創り上げていった後に、また神として日本と日本の人々を守護しているというのも当然の話だと思います。
また、記紀は事実を改竄されてしまっていることも、よく知られていることですが、その改竄が何なのかを提示したこともまた功績であると思います。もちろん原田さんの説は完全ではないので、何処が改竄されているのかについては今後の研究者の研究に期待するところです。