スピリチュアルとノンデュアリティの段階

スピリチュアル◆悟り・ノンデュアリティ

※作成 2015/11/23
※更新 2015/11/26、2015/12/31

まず最初に、全体像を俯瞰するということで、スピリチュアルを探究した後、ノンデュアリティへと進むケース(私のような場合)における段階について、説明し、その後にスピリチュアルのみを探究するケース、ノンデュアリティのみに進むケースについて説明します。

(1)スピリチュアルからノンデュアリティへと進む

スピリチュアルとノンデュアリティの両方の道を進む人は、必ずしも多くありませんが、そのような場合は、最初にスピリチュアルな探究があり、その次にノンデュアリティに進みます。

ノンデュアリティに進む時は、それまでのスピリチュアルな探究がほとんどイリュージョンである(第4段階:現実とは幻想である)、ということに気づく必要があります。
これは、世界観(観念)をひっくり返してしまうようなものであり、スピリチュアルとノンデュアリティの間には、大きなギャップが存在しています。もしあなたが、ノンデュアリティに進んでいく時にギャップを感じていないのであれば、まだスピリチュアルな探究のままであるということです。

大きなギャップが存在するため、第4段階のイリュージョンの部分で止まってしまう人が居るのですが、そこで止まってしまうことが結果として、この世界は幻想であるという嫌世的な世界に陥ることがありますが、それは中途半端な理解で留まっているということです。重要なのは、次のリアル(第5段階:全ては幻想であり現実である)まで進んでいくことです。
そして、夢からの目覚めである、悟りの入口(第6段階:個人は存在しない)に進むことが必要です。

第4段階から、第6段階までは、階段を昇るように進んでいくわけではなく、昇ったり降りたりと繰り返しながらも、少しずつ昇って行くことになるので、スピリチュアルな探究で起きる積み重ねて行く理解とは、かなり様相が違ったものになります。

やがて、第7段階の真我の実現という段階に進んでいくことになりますが、私自身はこの段階に足を踏み入れたばかりなので、現時点では予想として書いています。

step

(2)スピリチュアルを探究する

社会全体に目を向けると、ノンデュアリティには進まず、スピリチュアルだけを探究する人の方が多く存在します。

最初、物質がこの世界の主役であり全てであるという世界観に対する疑問から始まり、第1段階のこの世界は 物質だけではない(物質世界+スピリチュアル)という認識が始まります。
そして、モノ(物質)には、エネルギーが存在するという第2段階(物質的スピリチュアル)に至ります。さらに進んでいくと、エネルギーこそがこの世界を創り上げている主体であるという第3段階(エネルギー的スピリチュアル)に認識が拡張されて行きます。

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第3段階までは、物質的な世界観を持っているので、「分離」が暗黙の前提になっています。ワンネスを語るのも、分離が存在するからその対極としてのワンネスがあるという考え方になります。
この考え方は、分離という世界観(あるいは観念)を保ちつつ、拡張することで世界を理解するので、スピリチュアルからノンデュアリティに進む時のような、世界観の大きなギャップが存在しません。

(3)ノンデュアリティに進む

第0段階の物質的な世界観から、スピリチュアルを探究することなく、ノンデュアリティに直接進む人も少数ながら存在します。その場合は、物質的世界観からいきなりノンデュアリティに進むので、段階は以下のようになります。

nd

ここでも、ノンデュアリティの入口では、物質的な世界観である、「分離」という大きなギャップを解消することが必要なのは同じです。

(4)自分の立ち位置は、どこなのか?

スピリチュアルとノンデュアリティの段階について、表では分りやすく説明する為に明確な線引きをして段階を説明していますが、実際には明確に段階が分れているわけではありません。もう少し正確に表現しようとすると、こんなグラデーションとして表現することになります。

StandingPosition

この図では、フィジカル(物質的)・スピリチュアル・ノンデュアリティの段階をグラデーションとして表現しています。

人はそれぞれ異なった経験と進み方をしていますし、個人の中でも全ての考え方や意識が同時に変化するわけではないので、現実的にはこのような三つのそれぞれの分野がグラデーションとして現れて来ることになり、厳格な分岐点が存在しているわけではありません。

しかし、このようにグラデーションとして表現すると、正確ではあるが逆に分りにくくなってしまう傾向があるので、明確な線引きをした方が理解がしやすいということで表として現してします。

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