適職がある人、ない人

※スピリチュアル・カウンセリングにおいてクライアントさんに話していることを、分りやすくまとめてみました。

適職を見つけたいという人は多く、カウンセリングでも自分の適職を聞かれる事も多いです。
でも、適職がある人とない人が居るということはあまり知られていません。

適職がある人、ない人

一般的には、人には何か適した仕事(職)があるのだろうという暗黙の了解があるのですが、適職がない人も存在します。

その場合、一般的な方法では適職は見つからないので、仕事の探し方を変える必要があります。

ということで、適職がある場合とない場合についてお話します。

適職がある人

「適職がある」場合、自分の適職が何になるのかは、簡単に言えば「やりたい事」が適職です。
ただし、
・充分なスキルがあるのか、あるいは、充分なスキルを持つことが出来るのか
・充分な経済的収入になるのか、あるいは、ならないのか
ということは、また別の話として考えておくことが必要です。

経済的な収入が充分でないのに適職なのか?という質問もあると思いますので、適職の定義をはっきりさせておく必要があります。

適職というのは、「自分の魂が、この人生において、今やりたいこと」です。

魂レベルでやりたいことなので、この人生でその仕事をやらないでおくと、次の人生で、もう一度チャレンジするということになってしまいます。つまり、人生の中でそれをやらないと、転生するたびに、その仕事が何度でも巡ってくることになります。

つまり、ここで言う適職は、経済的なことが目的ということではなく、魂が求めることを満たすということです。
2011年3月を境に、適職ということの意味が大きく変わりました。これまでの適職の考え方は、自分を活かすとか、生活の安定という、三次元的な側面が強かったのですが、これからの時代は、人間の本質的な部分である魂という高次元的な自分が求めることが重要になってきます。

「適職がある人」であるのに、自分がやりたいことが分からないという人がいますが、その場合、大半が、経済的な事柄や見栄や世間体を優先し、魂の声を聴いていないことが原因です。

ある人の例ですが、実家は代々続く豆腐屋でした、その息子さんがやりたかったことは、「東大に入って、勉強すること」「実家の仕事を継ぐこと」の二つでした。その息子さんは、東大を優秀な成績で卒業するのですが、そうなると、周囲が放っておかなくなり、色々な人・企業・官庁から声が掛かりました。そこで、経済的なことを優先するのであれば、どこかの企業に入って出世する方が確実な道でしたが、その人は、もう一つのやりたいことの「実家の仕事を継ぐこと」を選択することになり、実家の豆腐屋は小さな豆腐屋なので、周囲を驚かせます。しかし、本人にとっては、それが魂の声であったので、何のためらいもなく実家を継いで、幸せに仕事をしているとのことです。

魂の声は、経済的な損得ではなく、世間体でもなく、純粋にこの人生でやりたいことを語ります。それが適職です。

また、適職というのが、長期の仕事であるとも限りません。時には短く、数か月の時もあります。一方で、生涯の場合もあります。
イエスキリストの場合、本格的な活動は、わずか3年です。彼にとっては、この3年間が適職の期間であったともいえます。

また、適職が充分な収入を得ることができるとは限らないので、そういった場合は適職を行うための、収入を得る手段をもう一つ持つことが必要になります。

なので、自分の適職を見つけるためには、経済的な損得ではなく、世間体でもなく、一生の仕事ということにもこだわらず、純粋に今この人生でやりたいことをゼロベースで見つめることが必要です。

無心になれる場所を用意します。見つからなければ洋式のトイレでも構いません。人から邪魔されず、何も情報がない、パソコンやテレビもない空間が必要です。そして携帯・スマホの電源も切ります。そして、何の条件も付けないで、何の制約も付けないで、自分自身と向き合っていくと、自分の魂が求めていることが見えてきます。

そして、何度か時間(あるいは日)をあけて、同じことを行います。何度やっても、同じ答えが返ってくるのであれば、それこそが適職です。

適職の事を考えると、ワクワクしたり、(良い意味で)ドキドキします。適職は、プラスの感情を引き起こします。

ここで大事なのは、魂が求める仕事であれば、それを行える道筋は必ず存在するということです。魂が求めているものであれば、宇宙のサポートが必ずあります。魂の声と宇宙のサポートをきちんと受け取っているなら、かならずうまく行きます。

適職がない人

世の中の適職診断を見ていると、全ての人に適職があるということを暗黙の前提条件にしているものが大部分になりますが、のべ2千人以上の人をスピリチュアル・カウンセリングしてきた経験から言えば、適職がない人も確実に存在します。どういったケースがあるのか見ていきます。

専業主婦タイプの人

日本より職業上の男女平等が進んでいる、欧米においても、専業主婦になる人は意外と沢山います。
専業主婦というのは、女性の「生き方の選択肢」であり、職業ではありません。
かつての日本では、高校を卒業するときに、進学・就職・花嫁修業という3つの選択肢があり、花嫁修業に行く人は、ほぼ専業主婦に向いている人でした。しかし現代では、進学・就職のどちらを選択するのかということになってしまい、花嫁修業に向いていた人が、無理やり進学・就職のどちらかを選択しなければならないというのが実情です。

専業主婦という選択肢が存在しない適職診断も、よくあります。専業主婦に向いている人が、そういった診断を受けると、看護婦とか料理人、介護など、家庭生活で行っていることの延長線上にある職業が向いているということに良くなります。しかし、それはあくまでも職業というカテゴリに無理やり当てはめた場合でしかありません。

こういったものを、カテゴリーエラーと言うことがあります、つまり適職というカテゴリの中には、職業しか存在しないので、生き方という専業主婦の人に適職というレッテルを無理やり貼っているということです。

なので、専業主婦に向いている人に「やりたい仕事は何か?」という質問をしても、答えられないというのは、当然の結果であり、やりたい仕事がないというのは、問題でも何でもありません。その人が選択しているのは、「職業」ではなく、「女性の生き方の選択肢」なのです。

ゼネラリストタイプの人

ゼネラリストについては、まずこちらをお読みください。

※この記事は、最近のスピリチュアルカウンセリングでもたびたび話をしているので、過去記事から加筆編集して再掲します。 ...

スペシャリストタイプの人の場合は、得意な分野とそうでない分野がはっきりと分かれるので、適職があるタイプになります。
一方で、ゼネラリストタイプの人の場合は、どのような仕事でも与えられれば、それなりにこなすことが出来るというのが特徴で、スペシャリストタイプのようなスキルの高さではなく、出来る仕事の巾が広いというところがあります。それゆえに、「これをしたい」という希望があまりないということになり、適職を探そうとしても、見つからないということになります。

適職といったときに、多くの場合は、「職種」の中で、どれが向いているのか・実力を発揮しやすいのかということになります。スペシャリストタイプの場合は、それでいいのですが、ゼネラリストタイプの場合は、職種という分類ではうまく探せないことになります。

ゼネラリストタイプにとっては、職種ではなく、「働きたい場所・企業・組織」が何処になるのか、あるいは「一緒に働きたい人」が誰なのかの方が、はるかに重要な意味を持ちます。
就職のときに、 職種 → 条件 → 勤務地(あるいは仲間) という順番で考えることが多いのですが、このやりかたは、スペシャリストタイプの人になります。最初に職種が来るのは、職種つまり適職を間違えると、残りの二つは全く意味をなさなくなってしまうので、まずは職種から考えることになります。

しかし、ゼネラリストタイプの場合は、この順番が逆転します。つまり、
勤務地(あるいは仲間・上司) → 条件 → 職種
となり、最初に重要なのは、どのような場所で働くのかであり、綺麗なオフィスなのか、自分の好きな土地なのか、あるいはどんな人たちと一緒に働くのかが重要になります。
そして、その次に条件(賃金、時間など)が自分の納得するものがあり、そして自分ができる職種を選択するという手順になります。

ポジションタイプの人

ポジションタイプというのは、職種にはあまりこだわりが無いか、ゼネラリストタイプになり、何をするか(職種)よりも、どの職位(ポジション)にいるのかが重要になる人で、多くの場合、上昇志向を見せます。
つまり、自分の地位があがり、権限が大きくなる、部下が増えることが、自分にとって非常に重要なことになります。このタイプは、自分で全てを行うことよりも、人とあるいは部下と協調して仕事を行うのを好みます。

なので、このタイプの人も、ゼネラリストと似て「何がやりたいのか」と聞かれてもあまり明確に答えることができません。なので、スペシャリストにも成りきれないところがあります。

平社員のうちから、実力を見せる人もいますが、多くはポジションが上がって、自分の権限が広がっていく過程において、実力を見せることになるので、大器晩成型になりやすいところがあります。
このタイプの人は、あくまでも組織の階段を登っていくことができるかどうか、あるいは権限を持てるかどうかがポイントになるので、仕事を探すときは、成長分野の仕事あるいは、自分の独自性を発揮できる仕事を探していくことが必要になります。

上司に恵まれず上からの押しつけが強い状態が長く続くと、本来の力を発揮できず、潰れてしまうことがあるので、そういう場合は早めに異動するか、転社(転職ではなく)して、自分の能力を発揮できる環境を求めていく必要があります。

サポートタイプの人

「自分がやりたいことは何か?」を聞いても、「わからない」「思いつかない」という人がいますが、その場合サポートタイプであることがよくあります。

サポートタイプというのは、「人をサポート」することが、その人のやりたいことであるということであり、仮にサポートしたい側の人をAさん、Aさんがサポートしたい人をBさん(A -サポート→ B)とします。
Aさんに聞いても、目標とか実現したい事というのは出てきません。しかし、Bさんが「これをやりたい!」というときに、Bさんをサポートしたいということになります。
つまり、Aさんは、Bさんのやりたいことを実現することをサポートしたいということになるので、Aさん自身には目標がないが、目標を持っている人(B)が居ると、やりたいことが出てくるということになります。

職業としては、秘書業が典型的なパターンです、何か実現したいことがある社長をサポートするのが秘書業ですから、秘書にあるのは、「実現したいことがある社長をサポートしたい」ということです。
あるいは、会社の部署としては、総務課がそれにあたります。総務課の仕事は、会社の本業を行うことではなく、本業を行っている人たちをサポートすることです。
また、部署でなく、職務としては、営業事務や医療事務的な仕事が該当します。こちらも本業をやっている人をサポートするということです。

なので、サポートタイプの人は、自分自身の中から湧き上がってくる「やりたいこと」というのは、出てこないということがよくあります。そういう人に、やりたいことを「見つけなさい」と言うのは、時には残酷な言葉になってしまうので、注意が必要です。

サポートタイプの場合は、適職があり、本業を行っている人をサポートすることなので、世間一般でいわれるような適職には当てはまらず、適職を探してもなかなか見つからないということがよくあります。
この場合、仕事という旗を振るときに、「自分が旗を振りたい」のか「旗を振っている人を助けたい」のか、自分はどちらの人間になるのかを考えてみると、分かりやすくなります。

ボスタイプの人

あらかじめ言っておきますが、ボスタイプというのは、かなり少数です。
ボスタイプの人は、「人に命令されるのが嫌い」「自分で道を切り開きたい」「リスクを背負うことに、躊躇が無い」といった特徴があります。

・人に命令されるのが嫌い
ボスタイプの場合、自分が全てを把握して、物事を進めたいという欲求が強いので、自分がやりたいこと、やっていることに対して、人からあれこれ命令されることを極端に嫌います。自分の選択は、全て自分が責任を持つという意識が強い人たちです。

・自分で道を切り開きたい
誰がが既にやっていることを後追いするということは、ビジネス上はリスクが低くて、収益を高めやすいので、一般的には良いと言われますが、ボスタイプの人の場合、人まね・後追いをとても嫌う傾向が強いです。自分自身の表現としてのビジネスなので、誰もやっていないことや、自分でしかできないことへの志向が強くなる傾向が高くなります。

・リスクを背負うことに、躊躇が無い
上記とも関係しますが、自分でしかできないことの実現への欲求が高いということの裏表として、そういうビジネスというのは、リスクが高いものになりますが、このタイプの人は、「リスク」より、「自分でなければできないこと」を実現することに強い欲求があるので、リスクを背負うことに対して、普通の人と比べると、躊躇がないというのが特徴です。