
世の中の人々を区分して説明する方法はいくつかあります。
男女や右利き・左利きなども、その一つです。
ここでは、「決断力」と「フォロー力」という視点から、人のタイプを考えてみます。
決断力とは何か?
決断力とは、いくつかの選択肢があるときに、どれがベストなのかを判断し、選択する力のことです。
決断することが得意な人もいれば、なかなか決断できない人もいます。
決断するためには、それぞれの選択肢を比較し、どれがベストなのかを判断するスキルが必要です。
しかし、判断するスキルがあるにもかかわらず、なかなか決断できない人もいます。
このような人を、単純に「決断力がない」と考えてしまうのは簡単です。
しかし、実際には決断力がないのではなく、フォロー力の方が強いタイプなのかもしれません。
フォロー力とは何か?
ここでいうフォロー力とは、誰かと一緒に何かを実現するために、決断する人をサポートする力のことです。
フォロー力が強い人は、自分で何かを決断することよりも、誰かが決断したことに対して、それを受け入れ、一緒に行動することが得意です。
つまり、自分が先頭に立って方向を決めるのではなく、方向を決めた人と協力しながら、物事を実現していくのです。
そのため、決断する人とフォローする人がうまく組み合わさると、物事がスムーズに進みます。
決断する人だけでは実現できないことも、フォローする人がいることで実現できるのです。
決断力とフォロー力、どちらが優れている?
カウンセリングをしていると、全体的な傾向として、男性には決断力のある人が多く、女性にはフォロー力のある人が多いと感じます。
また、自分について「決断力がない」と言っている人の中には、実際にはフォロー力が強いタイプの人も多いです。
大切なのは、決断力とフォロー力のどちらが優れているかということではありません。
決断力とフォロー力は、どちらも何かを実現するために必要な力なのです。
決断する人がいなければ、物事はなかなか始まりません。
一方、決断した人を支える人がいなければ、物事を実現することは難しくなります。
それぞれに役割があり、両方の力がうまく組み合わさることで、物事が実現していくのです。
自分の得意な力を伸ばす
もちろん、決断力を身につけることも大切です。
自分で考え、判断し、決断できるようになれば、行動の幅も広がります。
しかし、決断力がないことを嘆くばかりでは、なかなか前に進めません。
そこで、自分には決断力がないと感じている人は、フォロー力を磨くことを考えてみてはどうでしょうか。
誰かの決断を受け入れ、その人と協力しながら物事を実現していく。それも、一つの大切な能力です。
自分に足りないものを身につけるだけでなく、自分が持っている力を伸ばす。
そのような考え方をすることで、自分の特性を生かしながら、よりスムーズに物事を実現できるようになります。
決断力・フォロー力 タイプ診断
あなたは、自分で決断するタイプですか? それとも、誰かをフォローするタイプですか?
次の10個の質問に答えて、自分のタイプを確認してみましょう。
各質問について、普段の自分に近い方を一つ選んでABの回答の数を数えます。
正解・不正解はありません。
1. 旅行や食事の行き先を決めるとき、どうすることが多いですか?
A 自分で候補を比較して決める
B 相手の希望を聞いて、それに合わせる
2. グループで何かを始めるとき、どうしますか?
A 自分から提案し、方向性を決める
B 誰かの提案を受けて、協力する
3. 複数の選択肢があるとき、どうしますか?
A 自分で判断して、一つを選ぶ
B 信頼できる人の判断を参考にする
4. リーダー役とサポート役なら、どちらが得意ですか?
A リーダーとして方向を決める役
B サポート役として人を支える役
5. 誰かが決めた方針に納得できるとき、どうしますか?
A 自分の考えも伝え、方針に関わりたい
B 相手の方針を受け入れ、一緒に進めたい
6. 物事が思いどおりに進まないとき、どうしますか?
A 自分で判断して、やり方を変える
B 周囲と相談し、相手を支えながら改善する
7. 自分が決めたことに対して、どう感じますか?
A 自分で決める方が安心できる
B 信頼できる人と一緒に決める方が安心できる
8. 誰かが困っているとき、どうすることが多いですか?
A 解決策を考えて、どうするかを提案する
B 相手の話を聞き、必要なことを手伝う
9. 何かを実現するとき、どちらにやりがいを感じますか?
A 自分の考えで方向を決め、実現すること
B 誰かと協力して、一緒に実現すること
10. 自分にとって難しいのは、どちらですか?
A 人に任せて、その判断を受け入れること
B 自分一人で方向を決め、責任を持つこと
採点方法
Aを選んだ数が「決断力」の得点、Bを選んだ数が「フォロー力」の得点です。
合計は10点になります。
| 決断力(A) | フォロー力(B) | 判定の目安 |
| Aが多い | Bが少ない | 決断力タイプ |
| Bが多い | Aが少ない | フォロー力タイプ |
| AとBが同じ | AとBが同じ | バランスタイプ |
得点差だけでなく、回答の内容も振り返ってみましょう。場面によって決断することが得意な人もいれば、仕事では決断するけれど、私生活では相手に合わせる人もいます。
診断結果の解説
決断力タイプ
自分で考えて方向性を決め、物事を進める傾向があります。自分の判断を生かせる場面で力を発揮しやすいタイプです。周囲の意見を聞き、人に任せることも意識すると、さらに力を発揮できます。
フォロー力タイプ
人の考えや方針を受け入れ、協力しながら物事を実現する傾向があります。周囲を支えることが得意なタイプです。自分の希望や意見を伝えることも意識すると、フォロー力をより生かせます。
バランスタイプ
決断力とフォロー力の両方を使う傾向があります。状況や相手に応じて、自分が方向を決める役にも、誰かを支える役にもなれる可能性があります。
診断を活用するポイント
・決断力タイプは、自分で方向性を決めて物事を進める。
・フォロー力タイプは、誰かの決断を支え、協力して物事を実現する。
・どちらも必要な力であり、優劣はない。
・自分のタイプを理解すれば、自分の得意な力を生かしやすくなる。
大切なのは、「決断できない人は能力が低い」と決めつけないことです。
自分で決断するのが苦手なだけなのか、それとも他人を支えることが得意なのかを区別して考えると、自分の特性を理解しやすくなります。


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