
感情を使ったコントロール
「○○してくれないと機嫌が悪い」と言うのは、一見するとよく見かける事のように思えますが、スピリチュアルな成長においては、実は深刻な問題を抱えている反応であるということに気づく必要があります。
相手に対して、「○○してくれないと機嫌が悪い」というのは、暗に「私の思い通りにならないと、許さない」と、言っていることになり、自分の感情を使って相手をコントロールしようとしているわけです。
自分が思うとおりに相手が動いてほしいという無意識的な欲求が原点にあります。
しかし、それを言った人は、「自分は、そんなつもりはない」と思っているでしょう。
でも、怒る、ふてくされる、無視する、不機嫌になることで、相手が「仕方ないから、この場を切り抜けるために従おう」と行動を変えるのであれば、実際には感情を使って相手をコントロールしていることになります。
自分の思いがどうであれ、このパターンは、自分の感情を相手にぶつけることで、相手をコントロールする手法です。
これは、無意識的に行われるので、本人がそのパターンに気がつくことはまれです。
相手をコントロールしようとするパターンは、相手と自分を分離して考える意識にほかなりません。
これは、統合への道とは逆方向に進むことになり、スピリチュアルな成長を遠ざけてしまいます。
親から引き継いでいる事も多い
このパターンは、自分が選択したものではなく、親から引き継いでいることも多いです。
自分の親が、自分の子供の行動を自分の思い通りにさせようとするときに、感情という道具を使います。つまり感情で相手をコントロールしようとしているわけです。
このパターンが繰り返されると、子供も無意識的にそのパターンを使うようになります。
そのため、コントロールしている事に気が付きにくいです。
人間関係の破綻に繋がる
しかし、自分の感情を使って相手をコントロールするというのは、一種の強制であって、相手は喜んでそれにしたがっているわけではありません。
嫌々ながら、その場を切り抜けるために行うことになります。
そのため、どこかでこの関係は破綻します。
この分離的な状態に陥ると、「自分が正しくて、相手が間違っている」という意識になるので、問題を解決することが非常に難しくなりスピリチュアルな成長どころではなくなってしまいます。
それは、結果的に人間関係を壊す方向に進んで行ってしまいます。
自分に問いかける
「今、私は自分の感情を使って、相手を動かそうとしていないだろうか?」
この問いに気づくことが、大切な一歩です。
相手を変えるのではなく、自分の意識に気づく。
相手を自分の思い通りにするのではなく、相手の自由を認める。
そこから、スピリチュアルな成長が始まります。


コメント
八雲さま
いつもお世話になります。
10年ほど前まで、無意識にこれを行なっていました。
まさに、親から引き継いだものだと思います。
振り返ると、親がそうでした。
自分以外の周りをコントロールしようとしていたことに、それまで気づきませんでした。
気づいてから、やめるように意識していますが、気づくとまたやっていることがあります。
時々自分を振り返って、相手をコントロールしないように(特に夫やこども)、自分に言い聞かせています。
> あぐさん
気がついたのが、良かったですね。
親から引き継いだ無意識的なパターンの場合、意図的に言葉を変えて行くことが大切なので、誰もいない時に、芝居の練習のように「言い方」の練習を毎日すると、いざと言う時に良い言い方が自然と出来るようになります。