金星日面通過(ヴィーナス・トランジット)

天体・占星術

金星日面通過は、とても珍しい天体現象で、約120年あるいは、約105年ごとに起きる現象です。起きるときは、約8年の期間を置いて2回見ることができます。
最近の金星日面通過は、以下のとおりで、「→」の期間が8年のウィンドウ。

1631年→1639年
1761年→1769年
1874年→1882年
2004年→2012年
2117年→2125年
2247年→2255年

ウィンドウ(Window)はここでは、窓とかOSという意味ではなく、「限られた短い時間」の意味です。8年というサイクルは、宇宙の時間からすれば、とても短い時間なので、ウィンドウになります。

金星の日面通過は、日食や月食に比べても、大変珍しい天体現象であり、人類の長い歴史の中でも、大きな転換点となる現象として考えられています。これまでのヴィーナス・トランジットを見ても、8年というウィンドウは、時代の転換となる発明や発見が見られます。

1631年→1639年
金星の日面通過がヨハネス・ケプラーにより予測。エレミア・ホロックスにより、初めて観測される。
ガリレオ・ガリレイが、『天文対話』により地動説をとなえ、天動説から地動説へのパラダイム転換の基礎となる。
ルネ・デカルトの著書『方法序説』を公刊し、科学的の世紀の始まりとなる。

1761年→1769年
ヘンリー・キャヴェンディッシュにより水素が発見され、化学の基礎を築く。彼は、オームの法則、クーロンの法則をこれらの法則に名前が付いた人より先に発見した人として知られる。
ブリタニカ百科事典の発行が始まる。
ジェームズ・ワットが蒸気機関を改良し、産業革命の基礎となり、石炭の世紀の始まりを告げる。

1874年→1882年
グラハム・ベルが電話機を発明。トーマス・エジソンが蓄音機、白熱電球を発明し、電気の世紀の始まりを告げる。
ジョン・ロックフェラーらにより、スタンダード・オイル設立され、石油の世紀の始まりとなる。

2004年→2012年
この時代の転換としては、化石燃料(石炭・石油)という限りのある資源から、太陽エネルギーをベースとした、自然エネルギー資源へのパラダイム転換がまさに起きていることです。
そして、もう一方では、我々の認識が、肉体というレベルから霊体というエネルギーレベルへの転換があります。

この次の8年のウィンドウは、105年先になるので、我々は今まさに変革のウィンドウの中に生きているということです。

2012年とか2013年というと、アセンションということが言われていますが、アセンションは、存在しない作り話です。

 

コメント

  1. risa より:

    最近 ご飯の内容が
    スーパーで手に入る食材から
    『太陽光』に変わったのもそのへんっすか!
    光合成してる気分なんですけど (^皿^*

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