●大規模太陽フレア頻発
5月3日から5月15日までの13日間、大規模太陽フレアが18件、M5以上の中規模太陽フレアが12件、毎日発生してます。
宇宙天気ニュースのグラフを連結して13日表示にしました。
連結グラフで見ると太陽フレアが毎日発生しているのがよくわかります。
ピンチアウトで拡大できます。
グラフの時間は世界時(UT)なので+9時間すると日本時間になります。
●一連の太陽フレア
※日本時間(UT+9)で表記しています
※大規模太陽フレアは赤字、M5以上の中規模太陽フレアは黒字
※X線以外の高エネルギー粒子が飛来して、X5以上相当のものもあります
5月3日11:22 X1.6(X5以上相当)
5月4日15:19 M9.1
5月5日08:48 M9.1
5月5日10:27 M8.4
5月5日15:04 X1.3(X5以上相当)
5月5日19:00 M7.4
5月5日19:54 X1.2(X5以上相当)
5月6日15:35 X4.5
5月7日15:16 M5.1
5月8日01:30 M8.2
5月8日10:41 X1.0(X5以上相当)
5月8日14:09 X1.0
5月8日15:53 M7.1
5月8日21:04 M8.6
5月9日02:53 M7.9
5月9日06:40 X1.0
5月9日18:13 X2.2
5月10日02:42 X1.1
5月10日15:54 X3.9(X5以上相当)
5月10日23:11 M5.9
5月11日10:23 X5.8
5月11日20:44 X1.5
5月12日00:25 M8.8
5月13日01:25 X1.0
5月13日18:44 M6.6
5月14日11:09 X1.7
5月14日21:55 X1.2
5月15日01:51 X8.7
5月15日17:37 X3.4
5月15日23:38 X2.9
●太陽フレアによる体調不良
体調への影響が心配される状態なので、体調には気を付けてください。
大規模/中規模太陽フレアが頻発しているため、スピリチュアル的に感度の高い人は体調不良を起こします。
コップに水が入るイメージで考えると分かりやすいです。
コップの底には小さな穴が開いており、少しずつ水が抜けていくようになっています。コップに入る水が、水の量=太陽フレアの規模 とすると、MクラスやX1クラスのそれほど大きくないフレア単発であれば底から水が抜けていくので、コップの水があふれることはありません。
ところが太陽フレアが頻発すると、どんどんコップの水の量が増えてきて、やがて水があふれます。このあふれた水が体調不良に相当します。
症状としては、こんな感じになります。
【身体的なもの】
・背中/背骨痛(針で刺すような痛みや、固着したような痛み)
・上半身の関節痛
・頭部熱感(ただし、体温は平熱)
・頭痛(いつもの頭痛薬が効かない)
・吐き気(なのに食欲もある)
基本的に症状は上半身に出てきます。
【精神的なもの】
・ぼーっとする
・頭が回らない、考えたくない
・気怠い、やる気にならない
・眠い、眠りたい(昨日は、十分眠ったはずなのに)
・原因不明で、イライラする
・なぜか、落ち着かない
詳しくは以下の記事をご覧ください。
●太陽フレアが発生している黒点群
太陽フレアは、太陽表面の黒点群で発生します。
3664黒点群はかなり大きく成長しており、太陽西端(画面右端)に没するまで活発な活動が予想されます。
X(Twitter)に、天文学者の柴田一成さんによる、観測史上最大のキャリントンフレア(推定値X45のスーパーフレア)を引き起こした黒点群との比較があります。
今日の https://t.co/AEoEvxY5r3
に1859年のキャリントンフレアを起こした黒点と今日の3664黒点との比較。そっくり! キャリントンフレアの翌日、ハワイ、和歌山でもオーロラが見えた。今、同程度のフレアが起きたら世界で数100兆円の被害? 社会の指導者がリスクを理解していれば被害は半減できる pic.twitter.com/1egJBzEE9Z— 柴田一成 (@cosmic_jet) May 10, 2024
キャリントンフレアについては、ウィキペディアの「1859年の太陽嵐(リンク)」に解説があります。
X10を超える大規模太陽フレアが発生した場合については、NHKの以下のサイトが参考になります。
太陽フレアで大規模通信障害!?現代に与える深刻な影響とは
https://www.nhk.or.jp/bousai/articles/21629/
●黒点群は西に没しました
5月15日大きな太陽フレアを発生させていた3664群は、太陽の西に没しました。
●最近の大きな太陽フレア
日本時間の5月6日15:45に3663黒点群で、X4.5の大規模太陽フレアが発生。
X線以外の高エネルギー粒子が飛来しているため、X線センサーの受光限度を超えてしまい、画像に粒子状のノイズが発生しています。
この状態を過去のデータと比較すると、X5クラス以上のエネルギーに相当します。
日本時間の5月11日10:23に3664黒点群で、X5.8の大規模太陽フレアが発生。
日本時間の5月15日01:51に西に没した3664黒点群で、X8.7の大規模太陽フレアが発生。西に没した後なので、実際の規模は数倍程度あると思われます。
●画像/データ引用元
宇宙天気ニュース
http://swnews.jp/
NASA
SDO | Solar Dynamics Observatory
https://sdo.gsfc.nasa.gov/data/
Lockheed Martin
Solar and Astrophysics Laboratory.
SolarSoft Latest Events Archive
https://www.lmsal.com/solarsoft/last_events/
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