穴八幡宮の一陽来復御守の頂き方 2023年冬至-2024年節分 [12/3更新]

一陽来復
2023/12/3(日)
2023年12月からの御初穂料に更新しました。

2023/10/8(日)
2023年冬至から2024年節分まで(2024年度)の最新バージョンにアップデートしました。

こちらのページは、八雲が作成した、穴八幡宮(あなはちまんぐう)の一陽来復(いちようらいふく)御守りを頂くための情報ページです。
穴八幡宮に行く人の為に、冬至・一陽来復の意味や行き方などを書いてます。

穴八幡宮の公式ページ

穴八幡宮の公式ホームページは、2021年12月23日に開設されました(リンク)。
twitterは2020年11月から運用しています(リンク)。

こちらの記事では、公式ページやツィッターでは掲載されてない情報を中心にまとめてあります。

冬至の意味

冬至(とうじ)は、二十四節気の一つで、グレゴリオ暦では12月22日頃になります。

太陽の南中高度が最も低く、昼が最も短くなるため、古代においては冬至を1年の始まりとしており、現在でも冬至は暦の基準日の一つとなっています。

冬至になると太陽の力が弱まり、人間の魂も一時的に仮死する。すなわち、陰極まれば万物みな衰えて死に、冬至が過ぎると太陽の力が帰り来ることによって再びよみがえると考えられ、古くから世界中で「冬至祭」が行われてきました。

一陽来復とは

旧暦では、冬至を含む月が十一月にあたり、その前の月が十月になります。
易経では、六個の陰と陽で、月(季節)を現します。
図で表すときは、中央が白く抜けている横棒が「陰」、黒い横棒が「陽」です。

十月は「坤為地(こんいち)」で、六個全てが陰になる月です。

そして、冬至を含む月である十一月は「地雷復(ちらいふく)」になり、陽が一つだけ現れます。

陽が一つ現れることから、「一陽」になり、“陰極まれば陽に転ずる”を表します。
そして、太陽の力が回復して来ることから、「来復」となり、「一陽来復」となります。
来復を来福と書く社寺もあるようですが、本来の意味では来復になります。

一陽来復は、ターニングポイントであり、陽が現れることを意味するので、解釈は以下のようになります。

・これまでの、陰が支配的だった季節は終わり、陽に向かう
・これ以上悪くなることはなく、良い方向に転じて行く
・これまでの苦労は、かならず報われる
・この先には、何の障害もないので、安心して進んでいけばよい

この一陽来復のエネルギーをお金に適用したのが、早稲田穴八幡宮で冬至に頒布される一陽来復御守です。

早稲田の穴八幡宮

ネットで色々な人が書いている記事をみると、穴八幡神社と書いている人が結構多いようですが、ここの正式な名前は穴八幡になります。

以下の(1)から(3)写真は、冬至前の平日に撮影したものなので、人が写っていませんが、冬至には沢山の人と参道両脇の出店で賑わいます。

(1)穴八幡宮入口正面

(2)隨神門

(3)本拝殿

穴八幡宮へのアクセス

地下鉄の駅から近く分かりやすいので、東京メトロ東西線が一番便利です。

東京メトロ東西線 早稲田駅 2番出口を出て、左に約200mの場所に鳥居があります。

地図上で何処になるのかは、こちらの地図で確認してください。

大きな地図で見る

 

地下鉄東西線早稲田駅から穴八幡宮までの間にコンビニ(ファミリーマート)やファーストフード(サブウェイ、マクドナルド、モスバーガー、ドトール、丸亀製麺、鯛焼き 他)のお店があります。また他にも早稲田駅周辺には多くのお店があります。
冬至の日は朝早くから空いている店もあります。

車で行く場合の注意

上記の地図で、住所の後に空白を開けて「駐車場」で探すと周辺にはコインパーキングがいくつもありますが、冬至の当日は穴八幡宮/放生寺と早稲田大学戸山キャンパスの間の道路の「諏訪通り」は、例年通りであれば鳥居前から200m程度が封鎖されるので、こちらに止めると車を出せなくなります。
諏訪通りの道路封鎖については牛込警察署(リンク)が管轄しています。

穴八幡宮の北側を通る早稲田通り沿いにいくつかコインパーキングがありますが、冬至の日はすぐに満車になってしまいますから、近隣以外の場所で探す必要があります。

また御守を頂く列の待ち時間が長く、時間が読めないところがあるので、駐車料金の上限設定があるコインパーキングを使う方がいいです。

都内駐車場検索s-park(リンク

穴八幡宮の冬至祭

江戸城北の総鎮護である穴八幡宮では、江戸時代から続く、金銀融通の「一陽来復(いちようらいふく)」御守を冬至から節分までの期間に頂く事ができます。

この御守を恵方に向けて高い場所にお祀りするとお金繰りが良くなると言う事で大変な人気があります。

冬至が土日になり天気が良い時は、行きやすい昼頃に行くと、長い行列となり三時間以上並ぶこともあるので、覚悟して行った方が良いです。

一陽来復は二種類

一陽来復は二種類あります。

(1)壁に貼る筒状もの

(2)財布などに入れる懐中守り

有名なのは、壁に貼る筒状の方です。
金銀融通ですから、両方頂いておきましょう。
また、福財布という、通帳や宝くじなどを入れておく黄色い袋や、福銭などもあります。

頂くことが出来る期間

領布(りょうふ:一般には「はんぷ」だが、穴八幡ではこう読んでいる)つまりお守りを頂けるのは、「2023年の冬至から、2024年の節分まで」の間になります。

領布の時間帯は、
冬至:2023年12月22日(金) 05:00-21:00
年内:2023年12月23日(土) ~ 12月31日(日) 08:00-19:00
節分まで:2024年1月1日(月) ~ 2月3日(土) 09:00-17:00
とのこと。
冬至の日だけは早朝5時から領布するということです。

冬至の日は、朝5時の頒布開始時には例年徹夜組が既に並んでいるとのこと。また、5時ごろは地元の人も並んでおり、列の待ち時間は1~2時間ぐらいは考えておいた方がいい。
東京メトロ早稲田駅に他方面からの始発電車が通過するのが6時頃になり、7時くらいにはいったん列が落ち着いてくる。

2023年の冬至は金曜日になるため、それ程の混雑にはならないかもしれません。

冬至の日は郊外から来る人のことも考えると、朝の7時に東京メトロ早稲田駅到着で考えていた方が良いかと思います。ただし、そこから1時間以上は列に並ぶ事が予想されるので、当日仕事の人は午前半休かもしくは休みということにしておいてください。それが無理な場合は、冬至以降の日程で並ぶようにしてください。

御初穂料

御守は売るものではなく、また買うものでもなく、神社から頂くものです。
御守を頂く時に支払うお金を、御初穂料(はつほりょう)と言います。

かつて、日本は稲作が中心であり、その年初めて収穫された稲穂=初穂をお供えすることで、神様へ感謝の気持ちをつたえていました。貨幣が生活の中心となってからは、かつての稲穂の意味を尊重して「初穂料」という言葉が使われています。

また、御守には神様の御分霊が宿っているので、御守りを数える時は「1つ、2つ」ではなく、「一体、二体」と数えます。

2020年冬至に、一部値上がりになっています。
2022年冬至は、交通安全 御守が値上げになっています。
2023年冬至は、昨年から変更ありません。

御初穂料 2019年冬至 2020年冬至
2021年冬至
2022年冬至 2023年冬至
一陽来復 御守 800円 1,000円 1,000円
同 懐中御守 400円 400円
穴八幡宮 御札 800円 1,000円 1,000円
同 御守 400円 400円
開運 御札 500円 500円
同 御守 400円 400円
厄難消除 御札 500円 500円
同 御守 400円 400円
交通安全 御札 800円 1,000円 1,000円
同 御守 400円 500円 500円
加富良矢 飾矢 2,500円 2,500円
同 大 2,000円 2,000円
同 小 1,000円 1,000円
天照皇大神宮 800円 1,000円 1,000円
荒神様(竈神) 800円 1,000円 1,000円
福財布 800円 1,000円 1,000円
福銭 500円 500円
干支絵馬 500円 500円
鳩笛 1,000円 1,000円
狛犬 500円 500円
懐中袋 大 500円 500円
懐中袋 小 400円 400円
御朱印帳 1,000円 1,000円

 

郵送対応していません

穴八幡宮では神様への御挨拶が重要と考えているので、一陽来復の郵送等の対応は原則行っていません。
穴八幡宮のTwitterを引用します。

遠方の方で、郵送対応してもらえたという声も一部あるようですが、原則として郵送対応はしていません。

なお、代表者が穴八幡宮に出向いて、代理で授かっているのはよく見かけます。

一陽来復を御祭りするには

一陽来復は、御祭りする(一陽来復を貼る)ための方角や日時が指定されています。
方角や日時については、壁に貼る一陽来復を頂いたときに一緒に2023年冬至~2024年節分版の説明書きを頂けますので、それに従って下さい。

詳しくはこちらの記事を参照してください。

穴八幡宮の一陽来復御守の貼り方 2023年冬至~2024年節分 [12/30更新]
2023/10/8(日) 2023年冬至から2024年節分まで(2024年度)の最新バージョンにアップデートしました。

2016年冬至の様子

どれくらいの人出があるのか、参考までに2016年冬至の様子を掲載します。

(1)穴八幡宮正面左側、早稲田大学方向
一陽来復を頂く人の列が長くなるため、早稲田大学前の道路(諏訪通り)を車両通行止めにして、道路に列を誘導しています。

(2)穴八幡宮入口正面
列は、鳥居をくぐる列と、右手の歩道の列に分かれてます。

(3)本拝殿前
一陽来復を頂いた人が、参拝に並びます。

(4)本拝殿側から隨神門方面
参道の両側には、出店が立ち並びます。行きは参道横の広場または、バス停前を通り、帰りは正面参道を通ります。

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更新履歴

2023.12.03 2023年12月の初穂料に更新。
2023.10.08 2024年度版に更新。
2022.12.30 交通安全 御守を五百円に値上げ。
2022.11.09 初穂料を更新、レイアウトを一部変更。
2022.11.07 2023年度版に更新、早稲田通りについて追記。
2021.10.31 2021年度初穂料一覧を掲載
2021.10.24 2021年冬至版/ブログ版公開
2021.10.21 HPからブログへ移行
2020.10.09 2020年冬至版に更新
2019.12.22 御初穂料の値上げを記載
2019.11.24 2019年冬至版に更新
2018.10.11 2018年冬至版に更新
2017.10.10 2017年冬至版に更新
2014 - 2016 各年度版に更新
2013.11.17 初版作成

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