太陽フレアの角度と身体への影響

太陽フレアの強度(リンク)で書いているとおり、太陽フレアにおいては、ガスの放出とともに、電波・X線・素粒子などが放出されますが、太陽フレアの強度は、それら色々と放出されるもののうち、X線のエネルギー量(ワット/平方メートル)で表しています。

SDO衛星のAIA304画像に小規模の太陽フレアの写真がありました。

Latest_4096_03042
太陽の表面から、エネルギー放出されているのが、分かります。

太陽フレアによる体調変化(リンク)については、X線だけで起きているわけではなく、様々なエネルギーの放出が要因と思われます。そのため、フレアの放出方向も重要な要素になっており、X線強度が高くても、フレアの放出が地球を向いていない場合、影響は限定的になります。その逆に、放出方向がちょうど地球に向かっている場合は、強度が高くなくても影響が出てくることがあります。(参考: M5.6クラスの太陽フレア リンク

太陽フレアは、主に太陽黒点領域で起きるので、地球から見た太陽黒点の位置を見ておくことが必要です。太陽黒点は、太陽の自転や地球の公転から、太陽の東から西に移動します。

SDO衛星の写真で見ると、

2012年7月3日(UT)時点では、太陽の中心に位置する太陽黒点が、

20120703_011500_1024_hmiif2
2012年7月5日(UT)では、写真上では右側に移動しているのがわかります。

20120705_211500_1024_hmiif2

太陽上の黒点と、地球との位置関係によって、同じ規模のフレアでも影響度合いが変わってきます。

下の図は、模式的にあらわしたものですが、太陽フレアが太陽の中心で発生しているときは、地球に影響する確率(あるいは影響度合い)が高いのに対して、太陽フレアが太陽の端で発生しているときは、地球に影響する確率(あるいは影響度合い)が低くなることがわかると思います。

Solarflare

そのため、太陽フレアの発生状況と体調への影響については、X線強度だけでなく、発生している場所と放出する角度についても見ておく必要があります。

※現時点での太陽黒点の位置は、こちらのページの右下、
HMI Intensitygram – Flattenedで見ることができます。

SDO – Solar Dynamics Observatory –  view latest images(英語)
http://sdo.gsfc.nasa.gov/data/

(参照)

NASA SDO(Solar Dyanmics Observatory)衛星(英語)
http://sdo.gsfc.nasa.gov/

アメリカ海洋大気庁(NOAA)- GOES太陽X線画像観測(英語)
http://sxi.ngdc.noaa.gov/


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