一般的に占いで自分の人生や問題を占ってもらう人の考え方は、「星の進行が人に影響を与える」というものですが、これは星の影響の一側面しか表現していないため、かなり誤解されてしまっています。
この世界の成り立ちのうち星・天体の動きというのは、人の行動や心理の基盤となるいわばインフラであるということです。星の動きの幾何学的構造はこの世界を形成する基礎的な構造の一部です。なので、天体の配置(アングル)というのは色々なことに関わっています。つまり、「星の進行が人に影響を与える」のではなく、「星の進行は人間の基礎的な構造の一部」であり、その構造を読み取ろうとするのが占星学(術)であるということです。星の進行が人の行動や心理にどのように現れるかは人によって度合いはかなり異なるところがありますが、まったく影響されないということはありません。
私自身の例で言えば、一年間の星の動きをチャートにしたもので、一年間の未来予見を毎年(自分でではなく)プロに見て貰っています。その未来予見の話を誰かにすると、よくある反応が「未来は決まっているものなんですか?」というものですが、これは間違い。未来予見は自分のこの一年間の運気がどのような推移を見せるかを表しているので、いわば運気の天気予報みたいな物です。だれしもわざわざ台風の時に観光旅行に出かけたりしないように、星占いの未来予見も、運気の悪いときにそれに輪をかけるような行動をしないために使っていて、自分のこれまでの経験からすると運気は80%以上の確率で当たっています。だから、毎年お金を出してプロに見て貰っているわけです。
星占いはつまり運気を見るのであれば80%以上の正確さを持っているものなのです。ただし、星とそのアングルにはそれぞれたくさんの意味を持っていますから、そのなかのどれが自分に意味があるのかを読み取ることが必要で、その読み取る能力が高いかどうかで星占いの正確さは大きく左右されます。だから、自分との相性がよく能力の高い占星術師と出会うことができればかなり正確に未来を見通し、運気をうまく捕まえた生活をすることができるようになります。
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