ビット化出来ることは、無料化されてしまう

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ビット(bit)というのは、コンピューターおける、情報の最小単位のこと。
コンピューターというのは、ビットを単位とする情報をコピーする技術が基本になっています。

(1)メモリ上の情報をCPU(中央処理装置)にコピーして処理する。
(2) CPUで処理した情報を、メモリにコピーする。
(3)メモリから、情報をコピーして画面上に表示する。
(4)メモリから、情報をコピーして紙にプリントする。
(5)メモリから、情報をCDやDVDにコピーする。
(6)メモリから、情報をネットワーク経由で別のマシンにコピーする。

上記の処理において、元の情報をコピーするので、まったく同一の情報が複製されることになります。しかも、元の情報が劣化しないため、複製の回数に限界はありません。この時の複製コストは、複製の数が大きくなるほど、限りなくゼロ円に近付いて行きます。そのため、

ビット化出来ることは、無料化されてしまう

という事が根底にあります。これは、コンピューター上で扱うことが出来る情報(テキスト、写真、絵、音楽、動画など)は、無料化される流れが基本になるということです。

わかりやすい例として、インターネット上に無料の情報が大量にあるのも、コンピューターのコピーする技術が基本になっているからです。

このようなことが起きているため、これからのビジネスにおいては、ビット化できることで稼ぐことは難しくなります。

ビット化できることで多くの人に情報を伝えて、ビット化できないことで稼ぐのがこれからのビジネスの基本になります。

あるいは、複製ができないような仕組みを組み込んでいくことで、特定の人(要するにお金を払った人)だけに配信して利益を得るということが行われます。

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