目覚める瞬間

目覚める瞬間は、前触れもなく突然やってきます。
そして、常に想像を超えたものになります。

目覚める前の状態というのは、人間の根源であるスピリットではなく、自我が思考を支配している状態です。自我はそれ自身が存続し続けることが目的ですが、目覚めるというのは、自我が無くなるということなので、目覚めるということは、自我にとってはもっとも避けなければならないことです。

自我が支配的な時は、スピリットが覆い隠されており、自我が目覚めを期待したり予定するふりをしている状態です。それゆえに、目覚めるというのは、自我が静かになった瞬間でしか起こらないということです。

そして、自我が認識できるのは、分離の世界でしかないので、目覚める瞬間の「全てが一つ(ワンネス)」である状態ということを想像することは不可能です。

目覚めるためには、目覚めるという意図が必要になります。しかし、意図を強く持ちすぎると目覚めることができず、意図すら忘れた瞬間にそれが起きるという、ある種の矛盾した状態でなければなりません。

目覚める瞬間は一度ではありません。人は多くの分離的な思考や知識という世界観という自我を持っているので、分離的自我が無くなってしまうまで、何度も目覚める瞬間を経験します。

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