オミクロン株の重症比率は?

コロナウィルス

最新の状況について、「厚生労働省の 新型コロナウイルス感染症オープンデータ(リンク)」を元に作成してみました。

オミクロン株BA.5が要因と見られ、新規感染者数は急増しています。

これを第七波と呼ぶ人もいますが、一方で重症比率(=重症者数÷新規感染者数)を計算してみると、まったく違った様相が見られます。

オミクロン株の重症比率はそれまでのデルタ株などと比べると、かなり低い状態で推移しており、入院している人の多くが軽症であるという報道を裏付けています。

BA.5の特性はまだ完全には分かっていないので、慎重な対応が必要ですが、重症比率からみれば感染をとりまく状況は大きく変化しておらず、現在は第六波の再拡大と見なすほうがよさそうです。

政治家やメディアは、「第七波」と言った方がインパクトがあって衆目を集めることができ、自分たちが思う方向に誘導しやすくなるのでそういった表現をよくしますが、データきちんと分析すると第七波とは言えないところがありますね。

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