出雲大社に17年ぶりに行ってきました。
出雲大社は、通称「いずもたいしゃ」ですが、正式には「いづもおおやしろ」と言います。
通称は現代仮名遣い、正式名は旧仮名遣いになります。
出雲大社は関東からは遠いので、これを読んだ人がご自身も行った気持ちになればと思い、少し長めの記事として書きます。
2025年11月7日
熊野大社、須我神社、須佐神社に行って、出雲大社明日参拝する予定で、山陰自動車道経由で今日宿泊のホテルに向かってました。
交差点手前で急にガイドさんが「出雲大社に行く」と言い出したので、ホテルまであと数分の場所から、国道を30分ほど戻って出雲大社に向かいます。
そのため、勢溜(せいだまり)の大鳥居がある、出雲大社正面道路に着いたときは、17時近くに。

境内には駐車場が三か所あります。
神楽殿に一番近く最も大きい「大駐車場」に車を停めると、もう少しで日没。

この日の写真は、自動的に増感処理されているので明るく写ってます。
実際は日没近くなので、かなり暗くなってます。
神楽殿の前を通って行きますが、閉門時間が近いので参拝者もまばら。
右の白く太い柱は国旗掲揚塔(後述)。

時間が限られているので、正面の松の参道ではなく横から入ります。

銅鳥居まで進み、一礼して入ります。

まず、拝殿で参拝します。

そして、本殿前でも参拝します。

人気のある出雲大社は常に人が参拝しているのですが、この日は人払いしたようで、私と神様だけが向き合うような参拝になりました。
神様は、このタイミングを待っていたんですね。

本殿裏手にある素鵞社(そがのやしろ)にも行こうとしたら、手前でロープが張ってあり夜間進入禁止となっているため参拝できませんでした。
2025年11月8日
翌朝、7時半にはホテルを出て出雲大社に向かいます。
出雲大社大駐車場に着いたのは8時過ぎ。
昨日出雲大社本殿に参拝しているので、素鵞社に向かいます。

出雲大社本殿は塀の右側。
少し歩くと、本殿の西側にあたるところに、拝所があります。
本殿は南向きですが、本殿内の御神座は西向きとなっているため、塀の外側から本殿内の神様に向かって拝します。
神様は360度どの方角でも見ることが出来るのであまり向きにこだわる必要はないのですが、気になる人はこちらから拝すると良いですね。
素鵞社に着いて、参拝します。

出雲大社本殿を後ろ側から見ます。

本殿の欄干が人の胸より少し下あたりの高さなので、その大きさが実感できます。
本殿向かって後ろから右斜め後ろあたりが土地が一番高いので、本殿が良く見えます。

とにかく大きいというのが実感です。

正面に廻ります。

足元の赤い石は、かつての本殿の宇豆柱(うづばしら)が埋まっていた場所を示します。
杉の大木を金輪で3本束ねたもので、3本の直径が約3mにもなります。この柱を用いた本殿は今の倍の高さ48mあったと伝えられ、まさに見上げる高さになります。
庁舎の後ろ神楽殿前に立つ国旗掲揚塔は、本殿より少し低い47mとなっていて、かつての本殿が高層建築だったことを物語ります。(末尾参照)

まだ、8時台なのですが、多くの参拝者が集まって来ます。

昨日参拝しているので、ゆっくりと出雲大社を堪能することが出来ました。
これも神の采配ですね。
ありがとうございます。
【参考1】
スサノオ社については、こちらの記事を見て下さい。

【参考2】
かつての本殿の復元図は、大林組の季刊誌 出雲に掲載されています。

季刊大林 出雲
https://www.obayashi.co.jp/kikan_obayashi/upload/img/027_IDEA.pdf
【参考3】
巨大神殿は実在したのか ~古代・出雲大社のナゾ【前半】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6083178
巨大神殿は実在したのか ~古代・出雲大社のナゾ【後半】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6083489
【参考4】
参考3の別バージョン
出雲大社の高層建築 日本の神社建築


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