
私たち人がこの世に生きているとき、多くの場合「命は自分のものだ」と無意識に思っています。
しかし、スピリチュアルな視点から見ると、命は個人の所有物ではありません。それは、大いなる存在からの一時的な借りものです。
人間という存在は、肉体を持つことで初めて可能となる経験を求めて地球に生まれてきました。その時、大いなる存在から命を借りることで、肉体を持って生まれてきます。
肉体は地球において活動するための道具であり、命はその道具に流れ込むエネルギーです。命は人間だけのものではなく、大いなる存在との協同で保たれているのです。
そのため、命の長さ、つまり寿命もまた、個人の意思だけで決められるものではありません。
生きている間で自分自身ではその長さはわかりませんが、感性を研ぎ澄ませていれば終わりが近づいてくればその時を感じ取ることができます。
だからこそ、自分の寿命があとどれくらい残っているのかを考えるよりも、「今」という与えられた時間をどう生きるかが何よりも大切なのです。

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