諏訪大社は、諏訪湖を挟んで四つのお宮(上社:本宮、前宮 下社:春宮、秋宮)で構成されます。私自身が縁が深いのは、上社本宮です。
今回、実家からの帰りは中央道を使ったので、諏訪大社 上社本宮に参拝してきました。
諏訪大社の入口がどこになるのかは、歴史的に変遷しているのですが、神宮寺という地名が残っている、諏訪市博物館に隣接する交差点の入口がそもそもの入口ではないかと思います。
普段とは違い、御柱祭(おんばしらさい)期間中なので、鳥居に紫黄青赤の房の飾りつけがありますが、
この飾りつけは、諏訪大社周辺の道路にも飾り付けられています。
前宮から本宮に続く道路の鳥居周辺には、御柱祭の里挽きのお祭りの為に臨時に設けられた観覧席があり、御柱祭の期間中であることを思い起こさせます。
諏訪大社上社本宮の鳥居は、いつもの様子ですが、
境内に入ってまず気が付くのは、御柱が建っておらず、御柱が建っていた場所は穴がそのまま空いているということです。御柱祭は、大きく分けると、山出し・里曳き(+建御柱)の二つに分かれ、御柱を人力で建てる建御柱までの間は、御柱が無いと言う6年(数えで7年)に一度しかない珍しい状態になります。
本殿に参拝する前から感じることですが、この時期の諏訪大社は、非常に高揚感があり、諏訪大社境内だけではなく、周辺の地域に立ち寄るだけでもこの高揚感を感じることができます。これを言い換えるなら、普段は諏訪大社の境内が神域なのに対して、御柱祭期間中は諏訪大社の周辺に神域が大きく広がっていると言う感じです。
諏訪大社本宮には、それこそ何度も行ってますが、御柱祭期間中にはなぜか行ったことがなく、期間中に立ち寄るのは初めてのことなのですが、御柱祭期間中の高揚感はとても気持ちが良いので、この感覚を味わうためにだけ行っても良いくらいです。
諏訪地域の人達が、御柱祭を如何に大切にしているのかが良く判ります。
一の柱が建つ場所では、建御柱の為の足場造りがクレーン車を使って行われていました。足場造りはクレーン車を使っていますが、建御柱では人力で御柱を建てます。
御柱祭の期間中だけで頒布される、御柱と同じ樅(もみ)の木の御朱印を頂いてきました。
通常の紙に書かれる御朱印以上に、手に持っただけでも強く諏訪大社のエネルギーを感じられる御朱印で、御柱祭の期間しか手に入らないものなのでお勧めです。
木の御朱印の説明書をこちらに掲載しておきます。
「樅の木」板朱印
御柱は樅(もみ)の木、お守りの木でもあります。
諏訪後では神聖な木、神が宿る木とされています。
東京「代々木」の地名は樅が由来とか。
「ダイダイの木」とも読め、子孫を継ぐ木・残す木とされ現代も代々木の杜で代を継いでおります。
お諏訪様のご加護のもと、皆様の弥栄をお祈りいたします。
この御神木を次回の御柱までおまつり戴ければ幸いです。
信濃國一之宮 諏訪大社
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