○○反対運動の○○には、色々なものが入ります、戦争、原発、環境・・・
スピリチュアルな立場から、○○反対運動に参加すべきかどうかを考えてみます。
この場合、二つの立場があります。
「分離意識の立場」と「統合意識の立場」です。これはどちらかが正しいとか、一方が間違っているということではありません。人が肉体という経験をする時には、両方の立場があります。
「分離意識の立場」に立つのであれば、良くないものに反対することは大切であるということになります。なので、そういった活動を行っているスピリチュアル(と呼ばれる)人達も多く見かけます。しかし、この立場は、「統合意識の立場」ではないので、スピリチュアル(霊的)な成長を足踏みさせてしまうという側面があることを知っておくのは大切です。
「統合意識の立場」に立つ時、話は違ってきます。この世界の全ては、あなた自身の一側面です。例えば戦争の場合、戦争を始めた人、戦争に反対している人、どちらも、あなたの一側面になります。つまり、賛成の人も反対の人も、どちらの人も「あなたの一側面」であるということです。
そのため、戦争に反対するということは、あなた自身の一側面を否定するという矛盾を起こしてしまいます。そして、それは、あなた自身が気が付かないうちに、あなた自身の分裂を引き起こします。
「統合意識の立場」に立つ時、「○○に反対する」ということは、賛成でもあり、反対でもある、という非常に矛盾した立場に立つことになってしまいます。
別の言い方をするなら、あなたが、誰かを糾弾したり、責めるということは、巡り巡って、自分自身に還ってくるということです。
○○に反対という立場ではなく、「よりよい社会を作る」という運動であれば、「統合意識の立場」でも矛盾は生じません。
戦争反対ではなく、平和な社会を作る。
原発反対ではなく、原発がなくても良い社会を作る。
環境破壊反対ではなく、良い環境を守れる社会を作る。
反対するのではなく、より良い社会を築くために、それぞれが何が出来るのかを考えて実行すること、そういった意識に基づいた行動が大切です。
コメント
ここ最近、心の矛盾があれこれあり、
八雲さんの記事を読み、
このことか!と気持ちが晴れました。
ありがとうございます!
> shieさん
コメントありがとうございます。
何かに反対するよりは、良い方向に向かうように祈念したり行動したりする方が良いですね。