仕事が決まっていないにも関わらず、ほとんど動きらしい動きをしてないのですが、それは仕事に関するアクションをしようとしても体が反応してそれをさせないようにしているからで、でも収入のことを考えると早期に動き出したいところですが、やはり体がそうさせてくれません。
これについては、7月から始まって先週までそういった状態だったのですが、正直言ってけっこう悩みました。それってたんに楽したいとか仕事を嫌がっているだけではないのかと・・・
今日昼に近くの喫茶店に置いてあった、この本。
13歳のハローワーク
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344004299/qid%3D1091866340/250-4944438-6528243
元々は、13歳の学生に向けて、自分の将来の仕事をどう考えるかについて村上龍さんが書いたものですが、大人向けにも結構売れているそうです。
後半にIT業界に関する記事があるのですが、私自身もこれまでIT業界に身を置いていたので、興味深く読まさせてもらいました。
IT業界では新しい技術が世に出るだびに、数万人規模で仕事が無くなるという意味のことを伊藤さんの対談の中で書いていたのですが、それはまさにそのとおり。ただしIT業界ではそれが当たり前なので、技術者に対して新技術教育を行ってキャッチアップしています。でもそれに追随できなくなると、この業界から別の業界に転職(転社でなく)するか、同じ業界でももっと違った仕事に就くということになります。
でも、私が心を引かれたのは、その記事ではなく、もっと前の方に出てくるのですが、就社ではなく、何をやりたいのかが大切という記事で、これまでは会社に入ると収入も雇用も保証されていたのが、これからは会社に入ったところで、突然の買収や倒産といったことで、収入も雇用も保証されない時代になってきたということです。
日本の企業は終身雇用が強みだということが言われてきたのですが、実際はどうかというと終身雇用を実現できたのは全体の3割にも満たない。つまり終身雇用というのは一部の企業でしか実現できておらず、殆どの企業では終身雇用というのは、絵に描いた餅でしかないという事実です。
だから、これからの時代において会社に頼る生きかたは、運がよければともかく、一般的には危険であるとさえ言えます。
つい数年前まで一流企業と言われた日産、雪印や三菱自動車の現状を見れば分かるように、大企業と言われるところでもリストラ・人員削減などは当たり前の時代に入っています。
だとすれば、どうすれば良いのか?
会社に頼らないとなると、いきなり起業する(会社をたちあげる)という極端なパターンになりやすいのが日本人にありがちなのですが、昨日までサラリーマンとして生きてきた人がいきなり起業したところでうまくいく確率は宝くじ並ではないでしょうか。それは目的と手段を履き違えているように思えます。
大切なのは、何処の会社であっても通用する自分、いざとなれば起業しても通用する自分を確立することが大切、つまり、会社に頼るサラリーマンを脱して、どこでも通用するプロになることが大切で、どこでも通用するプロであれば、会社が潰れても、すぐ別の会社で仕事があります。会社に入るのが自分を活かす道でないなら、まずは個人事業として起業するという手もあります。
これからの時代は、色々な意味で(三次元的にも、スピリチュアルな意味でも)変化の激しい時代になります。
そんな時代では、自分をプロ化することがこの時代を生き抜くための大切なことだと思います。
ということで、やっと自分の進むべき方向性というものが見えてきた気がします。
ここまで来るまでは、会社への就職とか起業とか悩んでいたのですが、就職とか起業というのはプロの自分を活かす為の手段でしかないということに気がついた今日でした。
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