思考という自我の向こう側にあるのは

自己同一化された思考を自我と呼びます。この自我というのは、真のあなた自身ではありません。自我はあくまでも分離体験をするための道具であり、それ以上の意味はありません。しかし、あまりに自己同一化されているがために、自我が自分自身であるという思い込みがあります。

日常においては、この自我が支配的になっていますが、これは本当の自分の姿ではありません。この自我を分析して思考的に理解するというのは、分離の体験をする上では役に立ちますが、スピリチュアルな目覚めを得たいのであれば、この思考の向こう側に行くことが必要です。

スピリチュアルな体験というものを、二つに分けて説明します。

(1) 分離のスピリチュアル
ここでは、私と神、私と聖地、私とクリスタル、私とあなたという関係性におけるスピリチュアルな事柄を学んでいくことになります。現代において、スピリチュアルと言えば一般的にはこちらを指します。
こちらは、分離がベースであり、なおかつ思考的な理解をするのが特徴です。なので、学習的であり、比較的理解しやすく、自分自身の自我との葛藤は発生しないので、スムーズに進んでいくことになります。
それゆえに、思考的な自我を超えることは難しく、ワンネスという言葉も、分離からワンネスを観ているということであり、ワンネスそのものになるわけではありません。

(2) 統合のスピリチュアル
ここでは、全てに分離はなく一つであり、それ以外の分離に見えるものはすべて幻想であるということをふたたび認識することになります。なので、学習とか学びとは言われません。こちらのスピリチュアルは少数派であり、スピリチュアルと言うよりは、目覚めとか悟りという表現をすることの方が多くなります。
全ては一つであり、それを理解するのには直感的に知るしかありません。学習とか思考による理解では到達不可能です。そして、自分自身の自我が滅した領域にあるため、この世界に入ろうとすると、滅することを嫌う自我が強烈に抵抗をすることがあります。この抵抗が激しいとき、時には病や怪我といった形を取ることもあり、これを超えていくことが必要になります。
ここでは、思考的な方法は役に立ちません。実践的・直感的な方法のみが使えるツールになります。

統合のスピリチュアルの入り口に入った体験を書いておきます。

「自分が何者であるのか」という問いを自分自身に発すると、自己同一化された思考の自我は、様々な答えを返してきます。肉体的な特徴であったり、性格的な特徴であったり、あるいは社会的な立場・地位であったりします。これらは、分離的な立場から見れば事実ですが、統合の立場から見れば、単なる幻想です。
私たちは、この分離と統合の両方の世界に同時に住んでいますが、普段は分離の世界しか体験していないので、自我が答えるような回答が返ってくるのが通常です。

自我を完全に消滅させるのには、長い年月が掛りますが、一時的に滅したのと同じ状態を作り出すことは出来ます。一般的には瞑想と呼ばれる方法です。瞑想は座って行う静的なものから、身体を使う動的なものまで様々な種類があるので、自分に合った方法で行います。

瞑想状態に入ると、一時的にせよ自我が静かな状態になることが出来ます。そこで、「自分が何者であるのか」という問いを発すると、返ってくるのは沈黙です。
この沈黙というのは、誰かが喋るのを辞めたという沈黙ではなく、ただそこに存在する沈黙です。そして、そこには、自分もなく相手もなく、存在するのはただ一つの存在です。ここには、分離という概念すら存在しません。なので、分離の反対側にあるワンネスという概念も存在しない領域です。
そこには、ただ存在のみがあります。そして、その領域に留まっていると、とても大きな安心があります。

そして、さらに深く入っていくと、そこに愛があることがわかります。
ここで、愛という表現を使っていますが、分離の世界の愛と呼ばれるものは、この統合の世界の愛のほんの一部が表現されたものでしかありません。また、情愛というような想念の世界のものでもありませんし、取引や条件といった何かを行うことで得られる愛でもありません。
そこにある愛は、ただ存在する愛であり、この世界のすべてを作り上げている愛です。
本来ならば、愛という表現ではなく、違った言葉にした方が誤解が無いのかもしれませんが、統合の世界の愛のほんの一部が表現されているのが分離の世界の無償の愛と呼ばれるものなので、やはり愛と表現することが一番良いのではないかと思います。

私自身、統合のスピリチュアルの入り口に入ってまだ間もないので、日常生活においては、統合と分離の間を行ったり来たりしている段階です。これは誰しも経験することで、目覚めていくプロセスにおいては、目覚めの一瞥から入って、長い時間を掛けて定着する目覚めに到達するものです。


この記事を書いた人について(1/28更新):

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