スピリチュアル・インタビュー (07)

スピリチュアル

日時:2009年9月8日13:20~14:40
インタビューアー:春陽(ハルヒ)

※このインタビューは、スカイプのチャット機能を使って行ったもので、以下のテキストはチャットのデータをほぼそのまま掲載しています。

八雲: では、よろしくお願いします。
春陽: はい。
春陽: 結婚・出産・離婚についてお伺いしたいと思います。
春陽: 私事ですが、結婚3年目・子なし夫婦の私たちは先月、離婚の危機に直面しました。
八雲: はい。
春陽: そこで、そのテーマについて、すっごく考えたわけです。
春陽: まず、結婚する相手との縁について、そして、それが(縁が)終わるときがあるのか、教えて欲しいのです。
八雲: 終わる時があるケースの方が多いと言った方がいいでしょうね。
八雲: 離婚のカウンセリングでよく話すことですが、結婚して死ぬまで一緒にいる確率って、どれくらいあると思います?
春陽: う~ん・・・。40%くらい・・・??
八雲: 世の中的には、40-50%くらいでしょうね。
春陽: そうですか。
八雲: でも、それは、子供がいるから とか 経済的に夫に依存しているから とか 世間的な対面が とかの理由があって、別れないというのも多いです。
春陽: すごく良く分かります。
八雲: そういった、理由がもし無くなったら・・・ という研究をした人がいて、その人によると、理由が無くなれば、つまり自由に結婚して、離婚することができるのであれば、
春陽: はい。
八雲: 死ぬまで一緒にいる確率は、30%くらいになるそうです。
春陽: ・・・。はい。でも今はなんとなく分かります。
八雲: つまり、ずっと一緒にいることの方が少数派というわけです。
春陽: そうなんですね。
八雲: なので、結婚相手との縁が終わるというのは、珍しいことではないということです。
春陽: なるほど。
八雲: ところが、日本の戦前においては、結婚したら、離婚すべきでないという風潮が強くなった時期があります。
春陽: はい。プログラミングされています。
八雲: 戦争(が良いかどうかは別として)をするためには、人間の数を増やす必要がある。
春陽: そういう理由で!
八雲: なので、結婚して子供を沢山作ることが奨励されていました。
八雲: 産めよ、増やせよ の時代ですね。
春陽: はい。
八雲: そうなると、結婚は良いことですが、離婚してもらっては困るわけです。
春陽: なるほど。
八雲: 子供を沢山作ることができなくなりますから。
春陽: そうですね。
八雲: なので、結婚は良いけど、離婚というのは反社会的な行為であるかのような空気が醸成されていったのが、戦前の時代になります。
八雲: 私たちの親の世代は、ちょうどそのころに成長期を迎えているので、そういった価値観が強くなり、それは私たちの世代が空気として感じているわけです。
八雲: なので、離婚=悪いこと という印象を植え付けられてるということがあります。
春陽: そういう経緯だったのですね。
春陽: 今回、離婚を考えるにあたって、そのプログラミングがより判断を難しくしました。
春陽: 純粋に、2人の関係を考えるより先に、どうしても世間の常識が邪魔をしてしまうのです。
八雲: 結婚というは、あくまでも2人の関係が基本です。
春陽: その通りだと思います。
八雲: 当人同士 > 子供 > 親 > 親戚 > 世間
八雲: といった順と言ったらいいでしょうか。
春陽: 分かりやすいですね。
春陽: でも、実際私たちは、その逆を行っていました。
八雲: ただ、昔は上記の式に 経済 というものも入っていましたが、最近では女性も働くのが普通になってきたので、経済はあまり問題ではなくなりつつあります。
春陽: そうですね。
春陽: 今回主人が話していて印象的だったのは、
春陽: 女性が権利を主張し始めたから、おかしくなったんだと。
春陽: それまでは、女性が家。男性が外と、役割分担できていたから
春陽: 家庭が保てていたんだと。
春陽: そう言っていました。
八雲: 男と女では、身体が違うので、役割分担が必要ではありますが。(男は子供を産むことができないので)
八雲: だからといって、権利を主張できないというのは、おかしな話です。
春陽: そうですね。
春陽: 私もこの発言に関しては、けっこうショックだったのです。
春陽: ここまで考えの違う人と共に暮らしていたのかと。
春陽: そこで、話はもどりますが、
八雲: はい。
春陽: 縁が終わったのでは?と感じたのです。
八雲: 縁というのは、終わるとか始まるという考え方ではなく、
八雲: 複数の人たちが、「ある時間を共有するのが縁」だと思っています。
春陽: 必要な時期、共に過ごす。ということでいいでしょうか?
八雲: そうですね。
八雲: この場合、過去世・現世・来世も含んでいます。
春陽: ちょっと補足していただけますか?
八雲: 人間は、必ず死ぬわけですから、必要な時期というのは永遠ではありません。
春陽: はい。
八雲: 現世での縁は、過去世から来る場合もあり、来世につなげる場合もあります。
八雲: カウンセリングで、良くあるのが過去世で結婚できなかったカップルが、現世で出会った場合、以外と長続きしないというのがあります。
春陽: あら?どうしてでしょう??
春陽: せっかく会えたのに・・・。
八雲: 想像していた、結婚生活と、現実の結婚生活のギャップが大きいというのは、良くあることです。それが過去世繋がりだと、「想い」が強くなるので、ギャップも大きくなるようです。
春陽: はぁぁぁぁ~。死を通り越しても、そんなものなんですねぇ~。
春陽: 生きてるときと、そんなに変わらないのですねぇ。。。
八雲: 経験してみないと、分からないことですから。
春陽: なるほど。
春陽: しかしですよ!
春陽: それでは、「縁」を考えたとき、その過去生からの思いを遂げて一緒になって、
春陽: すぐに別れてしまうのは、一緒になってみるのが、「縁」だったということでしょうか??
八雲: はい、そうです。
春陽: あら。早い。
八雲: 経験してみるということですね。
春陽: ふぅぅむ。
春陽: 私は、もっと大きな「学び」などを考えていました。
八雲: そういう場合もあります。
春陽: あるんですね。
八雲: おためししてみる、という縁もあります。
春陽: ふふ☆かわいい。
春陽: それでは、「縁が終わったときの判断基準」などはありますか?
春陽: (すっごく知りたい)
八雲: 縁が終わった時の判断基準というのは、ケースバイケースですが、
八雲: 先ほどの、
八雲: 当人同士 > 子供 > 親 > 親戚 > 世間
八雲: で見直してみるということがポイントになるかと思います。
春陽: なるほど。。。
八雲: 二人が、このままの状態を続けるのが良いのかどうか。
春陽: その判断が、また難しいのですよね。
春陽: まだ、努力しだいで修復できるのでは?などと考えると、
春陽: なかなか答えはすぐに出てこないのです。
八雲: 「努力したい、相手」なのかどうかを考えるのも大事ですね。
春陽: ふふふふふぅ~。きびしいですねぇ。
春陽: (ちょっと考えている・・・)
八雲: 本当に好きな相手であれば、努力したくなります。
春陽: ・・・・・・・・・またまたなのですが、
春陽: その「好き」も、情だか、愛情だかなかなか区別が難しくて。
八雲: 区別するから、難しくなります。
春陽: おお?
八雲: 一度、何も考えない、リセットした状態を作って、直感的に感じてみることが大切です。
八雲: 愛=直感 情=思考 ですから。
春陽: ズバッと来ましたねぇ。
春陽: それでは、もし一緒にいる時が終わっている2人が、
春陽: 無理して一緒に居た場合、どうなるのでしょう?
八雲: 良くあるのが、仮面夫婦です。
春陽: あるでしょうねぇ。
八雲: 経済的にだけ結び付いているとか、身体だけ結び付いているとか。
春陽: それは、それで学び?それとも、学びを遅らせている?
八雲: もっとひどいのだと、世間体だけで結びついているとか。
春陽: 私は、結構そっちが多いような気が・・・。
八雲: 学びというのをあまり狭く定義しない方が良いですね。
春陽: るるるるる~。(ちょっと混乱)
八雲: なんでもあり、とは言わないですが、
八雲: 痛い思いをするのも、経験ということですね。
八雲: 大切なのは、それを活かすということ。
八雲: 戦争を経験するから、平和のありがたみが分かる・・・ ということで。
春陽: ふむふむ。
春陽: 2人で共有する時間が終わったら、自然に離れられたらいいですね。
春陽: 今の社会のシステムや、常識が邪魔をしますが。
八雲: 戦前の価値観がそのまま、社会システムや法律になっていますから。
八雲: そのあたりを変更する必要はありますね。
春陽: そうですね。
春陽: 心に従って、生き易くする為に。
春陽: それでは、結婚・離婚がまとまって話せたので、
春陽: 次は出産で。
八雲: はい。
春陽: 実は、今あまり子供を欲しいと思えないのです。
春陽: しかし、先日そういう行為に及んでしまい、丁度妊娠しそうな日のため、
春陽: ちょっと動揺しているところだったりします。
八雲: したい日、だったのか、欲しいからしたのか?
八雲: どちらなのか?ということもありますね。
春陽: 主人がずいぶん努力して、優しくなり、
春陽: 自然にそうなりました。子供を欲しいから。という訳ではなかったです。
八雲: 「したい」と「子供を欲しい」では、「したい」という方だったわけですね。
春陽: そうですね。
八雲: 夫婦だと、避妊してくれ、も言いにくいですね。
春陽: そうですね。
春陽: そして、妊娠可能日だと知ったときの自分の動揺にも驚きました。
春陽: そこで、質問なのですが、
春陽: ・子供は親を選んで生まれる。と言うが、八雲さんのお考えは?
八雲: その前に、
春陽: はい。
八雲: 女性には、妊娠する力 もありますが、 避妊する力 もあります。
春陽: はい。以前にもお伺いしました。
八雲: 欲しいけど、出来ないという夫婦の場合、女性が「実は欲しくない」というケースが多いです。
春陽: 私は「実は欲しくない」ケースでしたね。
八雲: つまり、子供が生まれるということは、「父」「母」「子」の三者の上位意識レベルでの合意が必要なわけです。
春陽: !!
八雲: 「選ぶ」・「選ばない」ではなく、合意なのです。
春陽: 無意識のうちに、合意!!
八雲: 合意するのが、良い関係を作るためとは限りません。
春陽: ???
八雲: 先ほどの学びでも言いましたが、痛い思いをするのも学びですから、
八雲: そういった学びをあえてすることもあります。
春陽: 上位意識で選択して?
八雲: 生まれる時には、忘れているので、覚えていないです。
春陽: そうなのかぁ。
春陽: それが、子供が選んで生まれてくる。なのですね。。。
春陽: そこには、両親の合意もあり、さらに学びもあると。
八雲: はい。
春陽: そしたら、なおさら、子供を欲しい主人と、今はそう思えない私は
春陽: 早めに離れたほうが、お互いのためかもしれません。
八雲: そうですね。
春陽: おぉぉ!
春陽: ダイレクト!
八雲: 少なくとも、幸せになれるという気分にはなれませんね。
春陽: ううううううう~んんん。そうかもしれません。。。
八雲: 子供はともかくとして、
八雲: 価値観がずれている状態では、気持ちの上で苦しい状態になります。
春陽: そうですね。その通りだと思います。
春陽: 今回話し合いで、ずいぶんお互いのことが分かりました。
春陽: お互い歩み寄ることも話しましたし、今は実践段階です。
春陽: 上位意識では、答えが出ているのかもしれませんが、
春陽: 「やれることは、やっておきたい」という気持ちも捨てられません。
春陽: ・・・シンプルじゃないなぁ。
八雲: 中途半端に別れると、確かに後で後悔しますね。
春陽: はい。
八雲: なので、
八雲: あっさり、別れてしまうか。
春陽: おうっ
八雲: 出来ることはやってみて、判断するか。
八雲: のどちらかになりますね。
春陽: はい。
春陽: 私たちの場合は、後者を取ると思います。
八雲: 「あっさり、別れる」も後悔しないと腹を括れば案外良いですよ。
春陽: それが、なかなか括れなくてねぇ~。。。
春陽: 主人が「子供が欲しくない人との結婚はありえない」なので、
春陽: 結論は早いと思いますが。
八雲: 結局、
八雲: 取りうる選択肢は、
八雲: 「続ける」か「やめる」
八雲: の2つに一つしかないわけです。
春陽: うう。中間でもがいているわ・た・し♪
八雲: ただし、続けるの場合は、「本当の夫婦になる」から「仮面夫婦」まで色々とバリエーションがありますが。
春陽: おおおおおおぉぉ。それはしないようにします。
春陽: (仮面夫婦)
八雲: なので、そのバリエーションの中で悩むわけです。
春陽: なるほど。
八雲: カウンセリングで来られる場合は、そのバリエーションが多くて、悩んでいるというケースが非常に多いです。
春陽: 私も、その一人ですね。
八雲: しかし、結局は、「続ける」か「やめる」のどちらかを選択するしかない、ということです。
春陽: はい。
春陽: よくよく気持ちと向き合って見ます。
春陽: 今日は、マリア様と関連のある日でしたが、
八雲: 生誕日ですね。
春陽: そのようですね。ふさわしい内容になったでしょうか。
八雲: ふさわしい内容になったかどうかは、今すぐ分かるものではないことも多いです。
春陽: おおぉ!
八雲: ふさわしい内容だったと、後から言えるようにすることが大切ですね。
春陽: そうですね。同じ悩み(?)を抱えている方の、少しでもお役に立てる内容だったら嬉しいですね。
春陽: 八雲さんのスッパリ!アドバイスと共に。
春陽: ・・・さて、私の用意してきた質問はこのようなところです。
春陽: いかがでしょうか?
八雲: 他にはありますか?関連して、でもいいですが。
春陽: いいえ、それが、なんだか随分すっきりとして、気持ちがいい位です。
春陽: 楽しかったし、目からうろこも沢山ありました。
春陽: ありがとうございました☆
八雲: こちらこそ、ありがとうございました。
春陽: それでは、また!
八雲: はい!

コメント

  1. akismile より:

    こんにちは。
    この記事は、とても分かりやすくて
    参考になりました。
    春陽さんの、ご自分を客観的に観ている様子に感心してしまいました。
    私は葛藤にエネルギーを使わずに、シンプルに生活して、日常の生活をともに楽しめるようなパートナーがいいな、と素直に思えました。
    世間で常識的に「良し」とされてる円満な家庭像が実は沢山の人々が不自由に心を抑圧して生きてしまう原因になっているのでしょうね。
    世間や他人よりも自分が自分を好きでいるか、自分の選択したことに満足しているかどうかを判断基準にして、毎日を過ごすよう心がけようと思っています。

  2. 八雲 より:

    akismile さん
    感想ありがとうございました。
    スカイプのチャットによるインタビューは初めてなので、どういう感じになるのかと思っていましたが、良い感想を他の方からも頂いています。
    対面のインタビューと共に、チャットのインタビューについても、今後進めていきたいと思います。

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