人生に目標は持たない方がいい

スピリチュアル

人生において目標を持った方がいいという話が、メディアでよく言われているので、あえてその逆のタイトルにしてみました。

で、目標は持った方が良いのか?それともそうではないのか?
というと、どちらもあり・・・ なのです。

カウンセリングの会話の中でも、クライアントさんによっては、「目標を持った方が良い」と言っている一方で、「目標を持たない方が良い」とも言っています。これは、クライアントさんがどちらのタイプなのかによって、言い分けをしているので、それぞれの個性によります。

ここでは説明のために、タイプを二つに分けて起きます。

目標を持った方が良い人 = 目標主義タイプ
目標を持たない方が良い人 = 自由主義タイプ

まず人口比率ですが、これまでカウンセリングに来られた方を見ていると、「目標主義タイプ」と「自由主義タイプ」では、2:8ぐらいになります。つまり、目標をもって頑張るのが合っている人は、全体の二割程度しかいないということです。

これは、子供や、自然界を見ていると分かりやすいです。
子供は、目標を持っていますか?目標に向かって計画的に進んでいますか?
自然界の動植物は、目標を持っていますか?
目標は・・・ 持っていませんね。

つまり、自然界の動植物、人間の子供を見たとき、彼らには目標がありません。計画もありません。
というと、「彼らは未熟だから、目標も計画もないのだ」という人がいますが、そう言っている人も、子供の頃には、目標も計画も持っていないわけです。

人間の自然な姿のときにおいては、直感が物事の判断を決める重要なポイントになります。
直感は計画性がないように見えますが、俯瞰的立場でみると、「全てのことは繋がっている」「人生に無駄はない」ということが理解できます。

なので、人生に目標を持つことが、自分自身を不自由にさせてしまう。ということを感じる人が以外と多いということを知ることは大切なことです。

そういうことを感じる人の場合、人生において大切なのは「目標・計画」ではなくて、「自由であること」になります。自由であるということは、今日決めたことを明日変更できるということで、そこには目標・計画の考え方とは、いわば正反対な生き方になります。

ただし、会社やチームなどの、組織化された場所で働く場合は、目標が必要です。
多くのメンバーを、目標がない状態のまま置いておくと、組織は機能不全の状態に陥ってしまいますから、
目標を持った方が良い人 = 目標主義タイプ
目標を持たない方が良い人 = 自由主義タイプ
このどちらのタイプであろうとも、組織の目標に従って働くことが必要になります。

なので、人が生きる上で、人生に目標を持った方が良いのかどうかについては、

前提条件として、「直感が十分機能している」として、
多くの人は個人的シチュエーションにおいては、目標に従って生きるのではなく、
1.直感によって状況の認識をして
2.論理的および情緒的判断を元に決断をする
の方が良いということになります。

ただし、個人的シチュエーションであっても、住宅購入・資産運用などの、長期的な事柄。
そして、組織的シチュエーションにおいては、
1.目標によって状況の認識をして
2.論理的判断を優先して決断をする
という、目標と直感の使い分けが、人生をより良いものにするということです。

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