マヤン・カレンダー = 13の月の暦 や コズミックダイアリーは、正式なマヤの暦ではないので、注意が必要です。本来のマヤの暦の考え方を元にした、独自の暦であるため、正式なマヤの暦ではないそうです。
一番のポイントになるのは、新年の考え方です。
マヤの暦では春分の日という天体の二至二分の日を新年としており、また春分の日以外の秋分、夏至、冬至も重視しています。
一方で、マヤン・カレンダー = 13の月の暦 や コズミックダイアリーは、7月26日を新年にしていますが、これは天体的な根拠が無く、司祭ディエゴ・デ・ランダと考古学者エリック・トンプソンの独自のキリスト教的な解釈であり、ディエゴ・デ・ランダは「この日はキリスト教徒にとって重要な日であるので、始まりの日とする」としているのが、文献に残っているそうです。
また、ヘリアカル・ライジング(日の出の直前に太陽を伴うかのようにシリウスが地平線から昇る現象)を7月26日の根拠としていますが、これはエジプト地方の話であって、マヤ地方の話ではありません。
13の月の暦をしばらく使っていたことがありますが、7月26日を新年とするのは、アジアの自然のリズムからすると、大変不自然な感じがあり、結局旧暦(太陰太陽暦)に戻っています。
マヤの昔からの暦では、春分の日が新年ということで、こちらであれば自然のリズム・農業からみても、ごく自然な流れになります。
また、マヤ歴が2012年で終わるというのも、エリック・トンプソンのマヤ歴の独自の解釈とキリスト教的な終末論を結びつけてしまったもので、誤った情報です。本来のマヤ歴では、2012年はサイクルの終わりではありません。
詳しくは、以下のサイトを参照してください。
NAGA K’U(ナガク’)奥義学校 > マヤ・カレンダー
http://www6.plala.or.jp/nagaku/main-calendar.htm
13の月の暦 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/13%E3%81%AE%E6%9C%88%E3%81%AE%E6%9A%A6
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