日時: 2009/11/30(Mon)
インタビュアー: floraison (フランス語で開花という意味)
編集: 八雲
floraison : こんにちは。今日はよろしくお願いいたします!
八雲 : よろしくお願いします
floraison : 神様には喜怒哀楽ってあるのでしょうか
八雲 : ありますよ。
八雲 : ただ、人間とは少し違うみたいです。
八雲 : 人間の場合は、自分が中心の喜怒哀楽だけど、神様の場合は、全ては繋がっているという感覚なので、人間的な喜怒哀楽というよりは、地球的な喜怒哀楽といった方がいいでしょうね。
八雲 : 視野が広いですから。
floraison : 地球的な喜怒哀楽ですか。
floraison : そこにはやはり向かいたいと思う方向があって、
八雲 : 方向はありません。
floraison : 向かいたいという方向、意思とかないのですか?
八雲 : 方向というのは、ある一定の流れになりますが、
八雲 : ある一定ではなく、即興演奏のように、その時々に応じたものが主になります。
floraison : 即興演奏ですか
八雲 : 方向性は、その時々に作られるものです。
floraison : はい
八雲 : ずっと大きな視点から見れば、方向性のようなものはありますが、
八雲 : あくまでも、「今という瞬間」を生きることが、主たる方向性になります。
八雲 : われわれは、時間という流れの中に居るので、どうしても時間軸的な発想が主になりやすいですが、次元を超えると、時間という流れを超えることになるので、時間的な意味での方向性というものはなくなってしまいます。
floraison : はい。
八雲 : つまり、過去も未来も全てが今ここに存在しているという感覚です。
floraison : その時間軸的な発想になっているのも固定観念ということですね。
八雲 : そうですね。
八雲 : とは言え、肉体レベルの次元では、時間という概念に乗っかって生きるということも大切です。
floraison : はい。
floraison : バシャールの本を少しだけ読みすすめているところなのですが、
八雲 : はい。
八雲 : バシャールは、脳みそひっくり返してくれるような感覚がありますね。
floraison : 本当、脳みそ、気持ちよくひっくりかえります。
floraison : その中で、八雲さんにお聞きしたいなと思っていたのが、
八雲 : はい
floraison : 固定観念。
floraison : 「感情は、固定観念の単なる反応だと」
八雲 : はい。そうですね。
八雲 : その話は、カウンセリングの中でもよく出てきます。
floraison : そのあたりをわかりやすく教えてほしいのですが
八雲 : うーんと・・・
八雲 : たとえば、
八雲 : 良くあるのが、怒りの感情ですが、
floraison : はい
八雲 : 怒りの感情を引き起こしているが、相手が原因かというと、実は自分自身の物の見方や期待値だったりします。
八雲 : つまり、相手はこういう反応をするだろうとか、社会人としてはこうでなければならないとか、または、人というのは、こうすべきである。
八雲 : といった、考え方を誰しも持っています。
八雲 : その考え方に対して、相手がそれに沿った行動を起こしたときは、怒りの感情はでないのですが、相手が、その考え方とは反する行動を起こしたときは、怒りの感情が出てきます。
八雲 : なので、
八雲 : 自分の考え方を変えてしまうと、怒りの感情が出てこなくなります。
floraison : 私が、ひとつ疑問に思うのは、人としての経験をするためにこの世にあって、
floraison : でもその経験のひとつでもある感情をなくしてしまう、ということにはならないのですよね
八雲 : 感情をなくしてしまうのではなく、
八雲 : 感情を自分の配下に置くことができるようになるということです。
八雲 : つまり、感情にコントロールされる人間から、感情をコントロールできる人間になるということです。
八雲 : だから、うれしい時はうれしい、悲しい時は悲しい。
八雲 : でも、それに引きずられないということです。
floraison : なるほど。
floraison : 固定観念のない世界、なんてあるのでしょうか
八雲 : 固定観念のない世界というのはありますが、人間が人間として体験できる領域ではないということになります。
floraison : 感情以外のところではどうでしょうか?
八雲 : 感情以外というと?
八雲 : 理性とか?
floraison : はい。常識的な何が正しいとか正しくないとか
八雲 : 11月1日のスピリチュアル講座でお話したのですが、
floraison : はい
八雲 : 正しい・正しくないというのは、あくまでも自分の見方であって、
八雲 : みんながそう思っているとは限りません。
floraison : はい、そうですね
八雲 : この世界を理解しようとするなら、正しい・正しくない、善・悪、良い・悪いという二分化のトラップ(罠)から抜け出す必要があります。
八雲 : 正しい・正しくない、善・悪、良い・悪い、というのは、ある見方を提示しているに過ぎず、背景や条件が代われば、ひっくり返ってしまいます。
floraison : でも、時代の観念ってありますよね。
八雲 : それも、一時的な固定観念です。
floraison : はい、なるほど
floraison : 確かに、八雲さんのブログのおはなしから、スピリチュアルな世界でも、
floraison : 固定観念に、あるところで、おちいってしまっている、というお話ありましたね
八雲 : そうですね。
floraison : スピリチュアルな世界ですら、そうなのかと・・
八雲 : 同じです。
八雲 : 人間が考えて、人間が話しているということでは、同じですから。
floraison : なるほど、そうなのですね。
floraison : まだ純粋な子供達をみても、もう、こんな若くして、固定観念が働いているってびっくりすることあります。
八雲 : おとうさん、おかあさんのおかげですね。
floraison : はい。・・
八雲 : 子供の世界観は、親の世界観の反映ですから。
floraison : なるほど、はい。
八雲 : 我々が世界を見る時は、何か足がかりとなる考え方を使うと、理解がしやすくなるという側面があります。
floraison : なるほど
八雲 : なので、その足掛かりとなる考え方が、広い視野を持っているのか、狭い視野しかないのか、
八雲 : ということに、注意することが大切です。
floraison : はい
floraison : また別の質問になりますが、ハイヤーセルフとはどういうものですか?
八雲 : 来たな!その質問(笑)
八雲 : ハイヤーセルフは無くなりました(笑)
floraison : 無くなりましたか・・遅かったですか
八雲 : ちょうどタイムリーな話題なので・・・
floraison :遅くなかったですね(笑)
八雲 : ハイヤーセルフと言ったときに、その視線はどちらから、どちらに向いているのか?
八雲 : ということがポイントになります。
floraison : はい
八雲 : つまり、肉体次元から、上位次元を見上げるという視線です。
floraison : はい
八雲 : ところで、ヒーリングセミナーでも話をしているのですが、
八雲 : 肉体と、オーラはどちらが先で、どちらが後になるのか?
八雲 : という、質問があります。
floraison : はい
八雲 : 多くの人の認識では、「肉体からオーラが出ている」ということになりますが、
八雲 : これは、間違いです。
八雲 : オーラは出ていません。
八雲 : どんな人でも、オーラは出ていません。
floraison : 出ていません。ですか
八雲 : 「肉体が先、オーラが後」ではなく、
八雲 : 「オーラが先、肉体が後」です。
八雲 : つまり、オーラが先に存在して、オーラ(とチャクラ)が肉体を形成している。
八雲 : ということです。
floraison : オーラがあって肉体がはじめて生きている、ということ?
八雲 : オーラが肉体を形成している、と言った方が良いですね。
八雲 : ヒーリングを色々と経験していくと、その感覚がだんだんわかってきます。
floraison : はい、そうなのですね
floraison : (この後受講する)ヒーリングセミナー楽しみです
八雲 : なので、オーラは出ていないということです。
floraison : はい、納得いたしました
八雲 : となると、
floraison : はい
八雲 : 我々人間という存在は、元はどちらなのかを考えたとき、エネルギー体である方になります。
floraison : 元はどちらか、って重要ですね
八雲 : 人は誰しも、自分というエネルギー体を持っていますが、
八雲 : 肉体の方が後であり、エネルギー体が先だとするなら、
八雲 : 我々の肉体がローワーセルフであると言うことになります。
floraison : はい、
floraison : 確かにローワーですね
八雲 : なので、ハイヤーセルフという概念は、元がどちらということを考えると、無くなってしまいます。
floraison : はい
八雲 : その、エネルギー体をどう呼ぶのかについては、色々と言葉を探しているところですが、とりあえずの呼び方として、「本体」と呼んでいます。
八雲 : で、
八雲 : この考え方が、正しいかどうかを検証することができます。
floraison : 検証できますか
八雲 : ヒーリングセミナーでは、アクティベーションを行った後に、セルフヒーリングをお教えしているのですが、このセルフヒーリングは、本体側が肉体側にヒーリングを行うというやり方で実施します。
八雲 : すると、例外なくヒーリングエネルギーが流れてきます。
floraison : 本体側が肉体側に・・
八雲 : つまり、本体側が元であるから、ヒーリングが可能になるということです。
floraison : そうなのですね。面白い
八雲 : このセルフヒーリングは、今のところ、他で同じことをやっているというのを知りません。
floraison : 楽しみです。
八雲 : われわれは、ともすれば、肉体側が主体であると思いがちです。
八雲 : でも、エネルギー側が主体であるという概念に立つと、色々なことが理解できるようになってきます。
floraison : エネルギー側が主体であるという概念・・ですね
八雲 : ちょうど、天動説と地動説のような関係ですね。
floraison : はい。
floraison : ブログを拝見していて、冬至の記事で‘天体にシンクロして’という言葉を使っておられて
八雲 : 「星の影響」という言葉ですね。
floraison : 地球の体験、としても、個人の体験としても、同じでしょうか
floraison : はい、
八雲 : 星の影響があるか?というと、
八雲 : 占星的な見方の場合、影響はありません。
八雲 : シンクロしているということです。
八雲 : これは、地球の体験としては、地球レベルで、個人の体験としては、個人レベルで、それぞれ体験しているのですが、その背景は同じになるということです。
floraison : 影響はなく、シンクロしている?
八雲 : はい。
八雲 : 影響ではありません。
floraison : 背景は同じ、なのですね。
八雲 : そうです。
八雲 : 同じ背景の中で、地球は地球のダンスをして、個人は個人のダンスをしている。
floraison : えっ、個人の体験の集まったものが地球の体験かな、と思ってましたが、
八雲 : 同じ背景を、同じ曲と言い換えるともっと分かりやすいかもしれませんね。
floraison : なるほど、わかりやすいです
八雲 : 集合ではなく、分離しているものでもなく、
八雲 : みんなは一つ(ワンネス)と考えると、どちらが集合なのかということには、
八雲 : あまり意味がないということが分かります。
floraison : なるほど。固定観念ってすごいです・・
八雲 : (ここで言う)集合という考え方も、物質的な発想ですね。
floraison : はい
floraison : 集合、分離。
floraison : これは意味がない・・
八雲 : Aというものが、集合してBをつくったとしても、
八雲 : AとBは、あくまで対等であって、上下の関係ではありません。
八雲 : また、Bのある側面がAであるということです。
floraison : はい、なるほど、地球と個人の関係 少しみえてきました
floraison : 八雲さんは、このような感覚や、認識をどのようにしてされたのですか?空をみあげていて?
八雲 : うーん。
八雲 : 普通そうでしょ?って感じですが・・・
八雲 : 固定的なものの考え方を持っていなかったですねぇ。
八雲 : 高校生のころから、日経サイエンスなんかを読む、ませた高校生でした(笑)
floraison : そうなのですね。素晴らしいと思います。
八雲 : 日経サイエンスには、最新の科学を一般向けに分かりやすく記事にしているのですが、それを読んでいると、我々が常識と思っていたことがひっくり返るということが、科学の歴史であることが分かります。
八雲 : なので、常識に縛られないものの見方を自然とするようになってました。
floraison : 気持ちがいいですね
八雲 : しかも、その後はITの仕事をしていたわけですが、この世界もまた、常識が3年とは持たない世界でしたね。ひどい時は、常識が三カ月でひっくり返るようなときもありました。
floraison : なるほど、明日ひっくりかえっても自然みたいな感じは、いいですね
八雲 : そして、ベンチャー企業の立ち上げに参加したりしてましたが、
八雲 : ここには、常識がありません! なぜなら、まだ何も決まっていないですから。
八雲 : ええ、だから、常識が常識で無くなるというのは、私にとっては、ごく自然な感覚です。
floraison : なるほど。そうなのですね。
floraison : 確かにそのほうがいつもわくわくしていられそうです。
floraison : それからまた別の質問になりますが、
八雲 : はい
floraison : 地球上の‘絶対的エネルギー’ポイントはあるのでしょうか
八雲 : 絶対的・・・
floraison : ガイドブック、だったのですが、そのように書いてあって、うん?と
八雲 : ガイドブックって??
八雲 : 何のガイドブックですか?
floraison : 旅のガイドブックです
八雲 : うーん。
八雲 : それは、セールストークだと思った方が、理解しやすいかと。
八雲 : 「絶対、安いよ!」と同じレベルの・・・
floraison : 確かに、この世に絶対は、ないですね
八雲 : あえて言うなら、「絶対はない」が絶対なのかもしれません。
floraison : 確かに、ガイドブックに、‘相対的エネルギーポイント’ではわけがわからないですね(笑)
八雲 : 売り文句ですから。
八雲 : インパクト大事です。
floraison : それで、‘絶対的エネルギー’と聞いたときにに思い出したことがあったのですが
floraison : ピラミッドなど、地球のエネルギー網として働いているところがあると、バシャールにでていて、
八雲 : はい。
floraison : だとすると、地球にとっての、‘絶対的エネルギー’はあるのかな?と
八雲 : 絶対的というのは、概念としては存在しますが、エネルギーというのは常に相対的なものなので、
八雲 : 絶対的エネルギーというと、言葉として矛盾するところがありますね。
floraison : はい
floraison : そうですね、言葉として矛盾してるわけですね エネルギーは常に相対的なもの、 わかりました
八雲 : 今日はこれくらいに。
floraison : はい ありがとうございました!
八雲 : 今日は、ありがとうございました
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