こういう記事がありますが・・・
放射線量、除染なしで2年後に4割減 対策本部が試算
http://t.asahi.com/3oby
↑この話のセシウム134と137の比率は、京都大学原子炉実験所助教の今中哲二さんが6月に話をしをてます。
ここ http://space.geocities.jp/iitate0311/0604.html から抜粋。
今回原子炉から出た割合はセシウム137と134が大体1:1です。チェルノ
ブイリの場合は、2:1で137の方が多かったんですけれども、飯舘村の分は
1:1。だからチェルノブイリとの違いは、放射能の種類が比較的少ないという
ことと、あとセシウム137と134の割合が1:1ぐらいだということです。
--- ここまで ---
報告書はこちらです。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/iitatereport11-4-4.pdf
5ページのグラフを見ると、134と137が概ね1対1であるとわかります。
半減期は、134と137では異なっていて、
セシウム134 2年
セシウム137 約30年
となります。
セシウム134+137の放射線量の推移をExcelで計算してみました。
手元に具体的なデータがないので、ざっくりとした精度の高くない計算ですが、概ねの推移を感じるには使えるかと思います。
今年 100%
2年後 73%
4年後 58%
6年後 50%
8年後 45%
10年後 42%
20年後 32%
30年後 25%
半減期の計算で、2年後が73%なら、除染なしの自然拡散も入ると4割減と言えなくもないぎりぎりのラインという感じです。
コメント
そろそろこの単位、
シーベルトとかベクレルとか
慣れっこになってきているのが恐いです。
本来の自然放射線量とは
比べ物にもならないほどの量のはずです。
まだまだ安定していない
今後どれだけ放射線を放出するのかわからない
福島第一原発の状況も
見ていかなければなりません。
私たちのような全くの素人が
欲しい情報というのは
まず、人体への影響、
健康被害でしょうか。
低線量の放射線を長期間
継続して内部被爆、外部被爆の形で
浴び続けることの
人体への影響を正確にわかりやすく
納得できるように
説明してくれる誰もが信頼できる
医師や医学研究者がいないのが残念です。