エステー エアカウンター 使用時の注意

東日本大震災

エアカウンターを試してみましたが、使う時に気を付けておきたいことがあります。

(1)暖気してから使う
取扱説明書には書いてありませんが、電源を入れて、最初の測定値と、二回目の測定値は高目の数値が出やすい傾向があります。なので、3回目以降の数値を採用する方が正確です。
暖気しないで低線量下(0.07μSv/h程度)で測定すると、RADEX RD1503と比較した場合、エアカウンターの方がかなり高い値を出すことがあります。3回目以降からは値が落ち着いてきます。

(2)測定精度を上げるには平均値を使う
放射線測定においては、測定値にばらつきが避けられないものなので、数回測定して平均値を出す方が精度の高い数値になります。
エアカウンターは、ばらつきが大きく出やすい傾向があります。もっともこれは、この価格でこの精度を出してきたということで、よく努力していると言えます。その分だけばらつきが出やすいのは致し方ないところがあります。
一番良いのは、オリンピックの採点方法のように、5回以上測定して、極端に大きい、あるいは小さい値は採用せずに、残りの数値で平均化するという方法になります。

(3)ショックを与えない
半導体式放射線測定器に共通の特性のようですが、強くショックを与えると測定数値がとても高い値になることがあります。なので、できるだけショックを与えないようにして測定する必要があります。

(4)電磁波から遠ざける
取扱説明書には書いてありませんが、古い蛍光灯やドライヤー、パソコンなどでは機種によっては電磁波が高いものもあります。そういった機材がある場合は、電源を切るか遠ざけて測定した方が正確になります。

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