放射線量測定器 RADEX RD1503 表示と実数値

東日本大震災

使用されているGM管の有効範囲が0.14μSv/hなので、0.14μSv/h以下の数値にはかなり誤差があり、概ね高い数値を表示します。
これまでの測定の経験や、公的な機関による測定との比較で考えると、概ねこんな感じになるのではないかと考えています。

以下のグラフはあくまでも「このような特性であると考えられる」というもので、正確なデータを提供しているわけではありません。
この記事で述べているのは、RADEX RD1503の表示数値のうち0.14μSv/h以下の値については、かならずしも正確な値を出しているわけではないので、注意が必要であるということです。

青線が測定器の表示している数値で、実数値は、赤線と緑線の間のいずれかの数値になります。最大・最少に幅があるのは、測定器というのものはどんなものでも一定の誤差を持っているので、表示に対して実数値は幅を持つ結果になります。

なので、これまでの東北道・常磐道・磐越道・日光などの測定値のうち0.14μSv/h以下の数値は、上のグラフで頭の中で換算して考えておいてください。

これは、通常線量が高いロシア地域向けに開発された製品を、通常線量が低い日本で使っているために起きている問題であり、ロシア地域で使うのであれば通常線量が0.17μSv/h以上でありこのような問題にはなりません。

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