2021年の日食・月食についてまとめておきます。
時刻は東京時間ですが、沖縄や北海道など東京から離れている場所でもほぼ同じです。
日食・月食は太陽と月と地球が一直線に並ぶコンジャクションで、変化の基点にもなります。
特に、2021年の日食は、6月に北極で起きた後、12月に南極で起きるという、地球にとって特別な場所で半年の間を置いて起きるため、パラダイムシフトを引き起こす日食になります。
5月26日 皆既月食
日本全国で皆既食が見られる。2021年最も地球に近い満月であり、スーパームーンの月が月食となる。
ただし、北海道西部、東北地方西部、中部地方西部、西日本では月出帯食となる。
食の始め 5月26日 18:44.6
食の最大 5月26日 20:18.7
食の終り 5月26日 21:52.8
6月10日 金環日食
カナダから、ロシアにかけての地域で見られ、日食が北極を通過する。
日食が北極を通過するのは、2018年8月11日以来3年ぶり、この次は2026年8月12日になる。
日本では見られない。
食の始め 6月10日 17:12:19
食の最大 6月10日 20:01:03
食の終り 6月10日 22:11:21
11月19日 部分月食
日本では全国で部分食が見られる。ほとんど皆既に近い部分月食。
ただし、一般に北海道と東北地方北部を除く地域では月出帯食となる。
食の始め (月出前)
食の最大 11月19日 18:02.9
食の終り 11月19日 19:47.4
12月4日 皆既日食
南極大陸で見られる。
南極で皆既日食が見られるのは2003年11月23日以来18年ぶりであり、この次は2039年12月15日になる。
日本では見られない。
食の始め 12月4日 14:29:16
食の最大 12月4日 16:56:10
食の終り 12月4日 18:37:28
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●参考サイト
(1)NASA Eclipse Web Site
地球規模での日食月食のデータは、いつもこちらのNASAのサイトを参照しています。過去の日食月食のデータやこれから先のデータもあるので、調べる時には非常に便利です。時刻表示が日本時間ではなく、世界時になっており世界時から日本時間に換算するには+9時間する必要があります。
NASA Eclipse Web Site
http://eclipse.gsfc.nasa.gov/eclipse.html
(2)国立天文台
一年の暦(カレンダー)の基本情報は、国立天文台がデータを毎年出しています。
国立天文台 天文情報センター 暦計算室
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
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