先日Amazonを装ったメールが届きました。
以下のようなメールが届いたら、これはAmazonを装ったメールです。
リンク先はAmazonとは全く関係がなく、詐欺の可能性が高いページです。
絶対にクリックしないようにしてください。
From: Amazonキャンペーン<info@amazonprim.net>
Subject:【165万部ベストセラー】元クレディスイス幹部の負けない投資術を0円でゲット!
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ジェームス・ワタナベさんのことはTVでご存知の方が多い
とは思いますが
実は投資系の出版でも有名です
FX、株、先物と
相場のあるものは全て教え子のいる
ベテラントレーダーなんですが
(以下略)
上記のメールについてAmazonに問い合わせたところ、返信が来たので主要部分を転載します。プライバシー保護の為、名前の所は「お客様」に書き換えています。(赤下線は筆者が追加)
Amazon.co.jpにお問い合わせいただき、ありがとうございます。
このたびは、お客様のお手元に届くメールについて、ご心配をおかけしておりますことをお詫びいたします。
お調べしたところ、お客様が受取られたメールはAmazon.co.jpのキャンペーンではない、または当サイトから送信されたものではありません。
お客様が受け取ったEメールやSMSのメッセージは、詐欺の可能性が高いです。
(以下略)
こちらのページも参照してください。
Amazon.co.jp を装った詐欺と思われる連絡を受け取った際はこのページをご覧ください。
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201304810&ref=blrb
□■□
上記のAmazonを装ったメールの送り元メールアドレスを見ると、一見Amazonのように見えますが、
Whoisで調べてみると、ドメイン所有者はAmazonではありません。しかも、所有者情報は隠ぺいされているので誰のものかわかりません。
メールの末尾に配信停止のリンクがありますが、こちらもクリックしないでください。
クリックすると、あなたのメールアドレスが有効であることを悪意のある人に知られてしまいます。
メール本文に書かれている、ジェームス・ワタナベを調べてみると、「調べてみたが活動実体がないとい」う記事を沢山見つけることができます。ジェームス・ワタナベという人の名前を使ってこういうメールを無差別に送信しているようです。
□■□
同じ手法で、日経ビジネスなどを装ったメールなどが複数届いていて、メールのタイトル(Subject)とメールアドレス(From)として、以下のようなものがあります。
メールアドレスのドメインは、一見するとAmazonやNHKなどの有名企業のドメインに見えますが、実体はどこの誰が取得したのか判らないドメインです。注意してください。
From: 「財界の神」ジェームス・ワタナベ<james@nhkservice.com>
From: Amazonキャンペーン<info@amazonprim.net>
From: Amazon11部門1位記念<amazon@yomiurinewz.com>
From: 日経ビジネスオンライン<info@nikkeionlines.com>
From: ネットビジネス界の女王<queen@bitcoinnew1.com>
From:【JAPAN BROCKCHAIN CONFERENCE 2018 TOKYO】<japanblock@bitcoinnew1.com>
From: (社)仮想通貨研究所<cryptocurrency@bitcoinnew1.com>
From: support@docomoinfo.com
From: 仮想通貨レポート<cryptocurrency@iphoneservice1.com>
From: 1万円から始める億万長者の投資術<bigmoney@rakutenservice.com>
From: 2018年 世界恐慌<info@rakuteeninfo.com>
From: 【初夏企画】仮想通貨ばらまきキャンペーン<campaign@yomiurinewz.com>
From: (社)生活補助経済支援機構<lifesupport@nttdocomos.com>
こういうメールを見たら詐欺だと思って警戒した方が良いです。
ー*ー
日経ビジネスオンラインというメールについて、
日経ビジネスオンラインの公式ページに問合せして、返って来た回答がこちら:
2018/06/20 11:28:57
●回答
この度は弊社を名乗るメールについて
情報をお寄せいただきありがとうございました。
ご連絡いただきましたメールは、弊社日経ビジネスとは
何の関係もないメールでございます。
お知らせいただきした情報にて弊社として状況が把握できましたことを
重ねてお礼申し上げます。
今後とも、弊社サービスをご愛顧賜りますようよろしくお願い申し上げます。
これらのメールには、上記以外にも何種類も正規ではないドメインが使われています。
一見正規のドメインのように見えますが、whoisでドメイン所有者を調べたところ、いずれも正規のドメインではありません。
bsjapan9.com → BS Japanではない
fujinetworks.com → フジテレビではない
tbsjapan.net → TBSではない
tpointcard.com → Tポイントではない
いずれも、ドメイン所有者情報は隠ぺいされているので誰のものかわかりません。
これらのメールが届いたら、何もせず放置するのが一番良い対策です。
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