ココログからWordPressへ移行する人の為の技術的な情報です。
※新しい内容が加わったので、全体を編集し直しました(12/6)
●絵文字はインポートできない
ココログからWordPressに記事をインポートすると、ココログでは絵文字のだったのが、WordPressでは [e:sign01] と表示されてしまい雰囲気が良く分らなくなってしまいます。
●コピペすると絵文字が表示される
ところが、ココログ上でテキストや絵文字を選択してCopyし、WordPressの投稿の編集画面でPasteすると、絵文字がそのまま表示されます。
びっくり 出来ちゃう やったね
これは、ココログの絵文字のイメージリンクが情報としてCopyされるからで、絵文字のURLはこうなっています。
WordPressに表示させる場合、ココログ内部のリンクではなく外部からのリンクになるので、ココログが外部からのリンクを許可している間は絵文字が表示できます。
なので、
↓
<img src="http://emojies.cocolog-nifty.com/emoticon/sign01.gif" >
と置き換えすれば、絵文字表示が可能になります。
"class"、"alt"、"末尾の/"は省略可能ですが、HTML標準にちゃんと準拠したい場合は付けておいた方が良いです。
なお、ココログの絵文字は、全部で252個あります。
以下の記事で全絵文字をリストアップしています。
●セキュリティ
ココログはSSL対応していないため、SSL対応済みのブログで上記のURLで絵文字を表示させると、ブラウザのセキュリティ診断で指摘され、注意マーク「」が出ます。
絵文字をローカルコピーすれば、セキュリティの問題も解決し、外部リンクできなくなっても表示することができますが・・・
●著作権
しかし、絵文字には著作権があるので、著作権違反にならないようにすることが必要です。
●ココログ絵文字=Six Apart 絵文字のライセンス
ココログは、Six Apart社が開発したTypePadという製品で運用されています。そのためココログの絵文字は「Six Apart 絵文字」という名前になります。
Six Apart 絵文字のサンプル画像:
Six Apart 絵文字のライセンスについては、こちらのページに書いてあります。
Six Apart 絵文字
https://www.sixapart.jp/about/emoji.html
引用すると、
とのこと。
また、上記ページからダウンロードもできますが、Six Apart製品以外で使う場合はクレジット表示が必要になります。詳しくは以下を参照。
Creative Commons — 表示 2.1 日本 — CC BY 2.1 JP
https://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/
●ココログ絵文字が入力できるプラグイン
「ココログ 絵文字」で色々探していたのですが、なかなか見つかりません。
ココログはTypePadで運営されているので、「TypePad 絵文字」をキーワードに探すと、こちらがありました。
TypePad emoji for TinyMCE
https://ja.wordpress.org/plugins/typepad-emoji-for-tinymce/
ココログ(=TypePad)の絵文字がWordPressで使えます。
TinyMCE上に入力ボタンが表示されるので、TinyMCE(Advanced)プラグインが必須になります。そのため、記事本文に絵文字を入れる事は出来ますが、コメントでは絵文字を使うことができません。
最近アップデートされていないので、利用は自己責任で。
作者のサイト:
PiCMO エンジニアサイドブログ
https://www.picmo.net/
●おまけ:WordPressの絵文字について
WordPressの標準的な絵文字は、プラグインなしでWindowsのタッチキーボードから入力できます😉☀🌟
絵文字は、Windows10から入力できるという噂があるようですが(そう書いてある記事も散見する)、これを書いているのはWindows8.1ですから、10にアップグレードしなくてもタッチキーボードから絵文字入力ができます。
また、iPhoneやAndroidからコメントを書く場合も絵文字を使うことが出来ます。
さらにプラグインを使えば様々な絵文字を使うことができます。「WordPress 絵文字 プラグイン」で検索すると記事が沢山出てきます。
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