●人生の波には、三つのパターンがある
・自分の人生の波に乗る
・人の人生の波に寄り添う
・自分の人生の波を創る
三つのパターンのうち、一つのパターンだけを生きる人もいれば、人生の途中でパターンが入れ替わる人もいます。最も多いのは、複数のパターンを同時に生きる人です。
(1)自分の人生の波に乗る
これは、自分が生まれる前に定めた人生の波があり、そこには自分が体験したいことや、やらなければならないことを定めています。
その波に乗ることで、自分らしく生きることができます。
(2)人の人生の波に寄り添う
誰かと組んでビジネスをしたり、良い漫才コンビや、良い夫婦家族関係の場合は、このようなパターンになります。
誰かと共に生きることが、自分らしく生きることになります。
良いとは言えない、夫婦家族関係の場合は、(1)か(3)の方が強いパターンです。
(3)自分の人生の波を創る
自分が生まれる前に定めた人生の波がなく、生きている間に自分の人生を作り上げることになります。
波に乗っているのではないので、予め決まっているわけではありません。そのため、試行錯誤の人生のように思えますが、その試行錯誤が自分の人生を創り上げて行く為に必要なことです。
●複数のパターンを同時に持つ
分りやすくするために、単純化して説明していますが、スピリチュアルカウンセリングしていると、複数のパターンを同時に持っている人が多くいることに気が付きます。
例えば、仕事は好きな仕事でやりがいを感じており、家庭は非常に良い関係と言う場合は、仕事は(1)で、家庭は(2)になります。
ベンチャービジネスなどの創業社長の場合は、仕事が(3)になることが多く、家庭は(2)でない場合、仕事は順調だが、家庭生活は破綻していることもあります。
(3)の人は、自が人生を切り開くという感覚になるので、得てして他の人にもそのような生き方を押し付けようとすることがあるので注意が必要です。
●波の長さは様々
人生の波という表現をしているので、この波は一生続くような印象を持つかもしれませんが、波の長さは様々です。短い場合は数ヶ月、長い場合は数年から数十年になります。
例えば、天職と思える仕事に出会って、楽しく仕事をしていたのが、やがて楽しくなくなることがあります。この場合は(1)の波の長さが数年だったということです。
数年すると新たな波に切り替わるので、その時は仕事の中身や会社を切り替えて行くことが必要です。
●波を感じ取る
自分の人生の波がどの様になっているかを、予め知ることが出来るのかというと、それができる人は少ないです。
多くの場合は、その波が来た時に感じられます。
その波が来た時、それは自分に有無を言わせない流れで感じます。
何かを決める時に、ピン!と来る感じだったりします。
例えば、結婚相手を決める時、将来のことはわかりませんが、今この人と一緒に居たいという気持ちが湧き上がるのと同じです。
その時に、直感的ではなく、自分の事情や理由や周囲の環境を考え、思考的に判断しようとすると、波に乗ることが出来なくなって、人生がさまよってしまうことになります。
●ある人の場合
数年前までは、人生の流れを感じ、将来展望についても見えていたので、上手く行っていました。しかし、ここ数年は将来展望も見えず、何をして良いのかもわからず、人生をさまよっている状態。
この人の場合は、これまでは「(1)自分の人生の波に乗る」だったのに、ここ数年で「(3)自分の人生の波を創る」に切り替わっています。
人生の波を見る時に、長いスパンでは12年や60年というサイクルがあります。
干支の12年や還暦の60年などは、このサイクルを表したものです。
その人は、12年周期が終了して、新しい12年周期に入ると同時に、60年周期も新たな周期に入ろうとしており、人生の波が(1)から(3)に切り替わって行ってます。
この切り替わりは突然起きるのではなく、数年かかって切り替わって行くので、その切替え途中は人生の波を見つけようとしても見つけられないという状態になってしまいます。
また、これまでの人生の波に乗るというパターンを一度壊して行かないと、次のパターンに移行できないので、しばらくはこの壊れて行く状態を見て悶々とすることもあります。
しかし、やがて時が過ぎて行くと、人生の波のパターンが切り替わっていることを、気が付くようになって行きます。
大切なのは、これまでのパターンに固執するのではなく、過去のパターンではうまく行かないことを知ることです。
そうすることで、人生の新しい扉が開きます。
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