○○してくれないと機嫌が悪い

スピリチュアル

「○○してくれないと機嫌が悪い」と言うのは、一見するとごく普通の事のように見えますが、スピリチュアルな成長や覚醒においては、実は深刻な問題を抱えている反応であるということに気づく必要があります。

相手に対して、「○○してくれないと機嫌が悪い」というのは、暗に「私の思い通りにならないと、許さない」と、言っていることになります。つまり、自分の感情を使って相手をコントロールしようとしているわけです。自分が思うとおりに相手が動いてほしいという無意識的な欲求が原点にあります。しかし、それを言った人は、「自分は、そんなつもりはない」と思っているでしょう。

自分の思いがどうであれ、このパターンは、自分の感情を相手にぶつけることで、相手をコントロールする手法です。これは、とても無意識的に行われるので、本人がそのパターンに気がつくことはまれです。

相手をコントロールしようとするパターンは、分離的な意識にほかなりません。これは、統合(ワンネス)への道とは、逆の方向に進むことになり、スピリチュアルな成長や覚醒を遠ざけてしまいます。

このパターンは、自分が選択したものではなく、親から引き継いでいることも多く見られます。自分の親が、感情というツールを使って、自分の子供の行動を自分の思い通りにさせようとするときに、そういう方法を採ります。つまり感情で相手をコントロールしようとしているわけです。このパターンが繰り返されると、子供も無意識的にそのパターンを使うようになります。

しかし、自分の感情を使って相手をコントロールするというのは、一種の強制であって、相手は喜んでそれにしたがっているわけではありません。そのため、どこかでこの関係は破綻します。

破綻すると、スピリチュアルな成長や覚醒どころではなくなってしまう状況である、エゴが支配する状態に陥ります。この分離的な状態に陥ると、自分が正しくて、相手が間違っているという意識になるので、問題を解決することが非常に難しくなります。

それは、結果的に人間関係を悪化させる方向に進むので、誰にとっても好ましい状況ではありません。

コメント

  1. えいじ より:

    この記事を読んだら無性にコメントを書きたくなりました。
    今まさに自分が置かれている(さらされている?)状況です。
    この記事の内容は自分にとって一応頭でわかっている事ですが、本気で体・魂で理解しようとしている事にも気づきました。
    過去のブログにあった書き手と読み手がまさにシンクロしている状態であると理解しています。なかなか東京に行けないのでブログの更新が楽しみです。DVDの頒布も期待しています。
    ブループリント・ヒーリング以後、自分自身をそして周り(環境)を冷静に見れるようになったと感じています。
    ―ブループリント・ヒーリングの感想―
    1日目は特になにも感じたように思わなかったのですが、2日目は顔から始まり頭頂部そして後頭部にかけて、しびれのような感覚がグルグルと駆け巡りました。山岳のパワースポットを訪れた時の感覚に似ていますがより大きいものでした。3日目は1日目のように穏やかに時間が過ぎました。もしかしたら第6・第7チャクラに影響を与えているのかもしれないですね。ヒーリングの体験はこれで2度目ですが、1度目は何も感じず本当にエネルギーを受けているのだろうかと心配でしたが、2度目は受け取る感覚を感じることができました。
    これからも楽しみながら霊性向上していきます。ただ最近のブログ「最終講義の理由」は理解するのとても難しいなあ(^^;。

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