「人生に無駄はない」という言葉があります。
前の記事(リンク)で、
効率的に生きようとして、効率を求めれば求めるほど、非効率になる。
無駄に思える事も行うと、一番効率が良い結果となる。
と書いていますが、これを図的に説明すると、こんな感じになります。
図の上の段の経験軸というのは、一度の人生の中での経験の順番を模式化して書いています。また、ここでは転生は除外してあります。
A1を経験したのち、BやCを経験すると、さらにステップアップするA2の経験ができるということです。こちらの見方は、大局的な見方になります。
ところが人は、経験をカテゴリ軸で見てしまうという、近視眼的な見方に陥ることがあるので、A1 → A2を経験する方が、効率的であるという思い込みが出てくることになります。そうなると、BやCは、回り道であるということになってしまいます。
しかし、BやCという経験を経ているからこそ、A2というステップアップが可能ということであり、A1 → B → C → A2 は大局的に見れば、最短コースであるということです。
過去の一見無駄に見える経験のなかに、ステップアップするための重要な要素が隠されていることに気が付けば、人生に無駄がないということが分かるようになります。
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