思考というエゴを止めることが重要であるということは、多くの人が語っています。
座禅や瞑想などの方法で行う人もいますが、思考を止めるのは簡単ではありません。
思考を止めるというのは、止めようとする思いも思考であり、そこには矛盾が生じるため、その矛盾に埋没してしまうことが良くあります。
そこで、思考を止めるためには、思考を止めようと思考するのではなく、問いを発することがとても有効です。
問いを発すると、その次の瞬間は答えを得るために、何も考えていないニュートラルな状態になります。この瞬間思考は存在しません。
つまり、問いを発するということは、以下の二つのことを同時に行います。
(1)思考を止めようとする、思考を起こさない。
(2)答えを待っている瞬間は、思考のないニュートラルな状態になる。
答えを待っている瞬間というのは、はじめのうちはごく短い瞬間でしかありませんが、毎日練習することで、その時間を長くすることができます。
思考のないニュートラルな状態になると、思考を超えたフィールド、すなわち悟りとか覚醒などと呼ばれる全知のフィールドにつながることができるようになります。
そこは、無条件に癒され、無条件に愛されるフィールドであり、一度このフィールドに足を踏み入れた者は、そこが自己の真の姿であるワンネスが存在していることを理解し始めます。
コメント
八雲様
この問いというのは、出てくる思考に対しての問いですか?
そうするとそこからまたグルグルやってしまいそうなのですが💦
> hiromiさん
出て来る思考に対して問いかけるのは、思考で思考を止めようとするものです。
それは、グルグル回ってしまいます。
最近書いた記事の「私は誰か?」という問いかけが効果的です。
決定的なことが起こり、初めて真剣に学びたいという気持ちになっているところに
八雲さんのからのいろんな形でのメッセージが飛び込んできます。瀕死の状態💦ですが
本当にありがとうございます。
〉hiromi さん
ノンデュアリティの道を進むということは、私という個人が死んで、全てに溶け込んでいくということなので、道を進む途中では瀕死という体験が起きます。