鞍馬寺ウエサク祭は五月満月祭とも呼ばれ、毎年5月の満月に行われます。
●ウエサク祭の起源
ウエサク祭の起源を見ると、
ウエサク祭の起源は、釈迦の降誕、悟りを開いた日、入滅の日が、全てヴァイシャーカ月(Visakha:インド暦の第二月)の第一満月の夜であったという伝承から来ており、ヴァイシャーカ月の満月は、太陽が雄牛座から登る日であり、旧暦では四月十五日になります。
となっており、旧暦の四月十五日の満月に行われる事になっています。
●新暦と旧暦
現在使っている暦(カレンダー)は、グレゴリオ暦(太陽暦)でこの暦は明治時代に入ってから世界の情勢に合わせるために改暦したもので、現在の暦を新暦とも呼びます。
新暦(太陽暦)以前の旧暦は太陰太陽暦(天保歴以前)になり、月の数え方が新暦と旧暦では異なります。
●旧暦の四月十五日は新暦ではいつか?
旧暦の四月十五日が新暦のいつになるのかを、"こよみのページ"の新暦・旧暦変換計算(リンク)を使って計算してみました。
これを見ると、旧暦の四月十五日は新暦では概ね5月に相当するのですが、一部で6月第1週になることがあるのが分かります。
※「閏」について
暦と天体の動きが一致しているのが理想的ですが、天体の動きは整数では割り切れず暦には誤差が生じます。
その誤差をどこかで調整をするために、旧暦では閏月を設けています。
新暦でも閏日があるのは同じ理由です。
●旧暦か新暦か
このように、旧暦と新暦では月の数え方が異なるので、祭りをいつ行うのかと言った時に、単純に旧暦から新暦には移行できないという問題があります。
そのため、多くの社寺では、日常的に使われる暦である新暦に合わせるという方法を取っています。
鞍馬寺ウエサク祭でも、新暦の5月の満月に行われています。
ウエサク遠隔ヒーリングは、鞍馬寺で行われるウエサク祭のエネルギーを使う関係から、日取りを合わせて行っているので、5月に行うことになります。
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