こちらの記事の続き
●霊能者が見ている世界
霊能者が見ている世界を階層で表現すると、こんな感じです。
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神仏界
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霊 界
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人間界
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全ての源は神仏であり、神仏がこの世界を作り上げているという考え方になります。
多くの伝統的宗教は、基本的にこの考え方になります。
ここには、「全ては一つ」は存在しません。
「全ては一つ」であるという説明がされる時もありますが、立ち位置はあくまでも「分離が基本」にあり、そこから「全ては一つ」を見て語っているだけです。
一般的にはこの考え方が分かりやすいので、世界観がここで留まることが非常に多いです。
●全ては一つ
「全ては一つ」は直接的体験を何度も繰り返すことで、理解できるようになります。
ところが、「全ては一つ」という理解は、それまで積み上げてきた経験や知識を一度捨てることから始まります。
そのため、理解することを拒んだり、理解に苦しむ人が出てきます。
それを私は「理解の谷」と呼んでいますが、この谷を超えるのに、私の場合は数年という年月が必要でした。
理解の谷を超えると、この世界はこうなります。
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何 か
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神仏界
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霊 界
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人間界
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全ての源は、ワンネスあるいはノンデュアリティとも呼ばれる、ただ一つの「何か」になります。一つなので、本来は名前すらありません。
神仏はその「何か」から投影されて現れることになります。霊界も人間も「何か」からの投影になります。
ここが「理解の谷」を超える前と後で根本的に異なる所です。
理解の谷を超えると、立ち位置が「全ては一つ」の場所に変わり、そこから分離世界を見るようになります。
この世界を作り上げてるのは神仏ではなく「何か」になります。
そして神仏はさらに低い階層である霊界や人間を作り上げ行きます。
そのため、霊能者から見れば神仏がこの世界を作る源のように見えるわけです。
●その後
立ち位置が変わった後は、「分離が基本」の立ち位置と、「全ては一つ」の立ち位置の両方の立ち位置からこの世界を見ることができるようになります。
でもこの両者は、世界の見方が全く異なるため、同時に両方の立ち位置に居ることはできません。常にどちらか一方の立ち位置にしか立つことはできません。
私の場合、カウンセリングでは「分離が基本」という立ち位置が基本になります。
ワンネスあるいはノンデュアリティを語るときには「全ては一つ」の立ち位置で話をします。
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