過去生について、これを前世と呼ぶ人もいるのですが、前○○という日本語が意味するのは一つ前ということですが、現世に関連する過去生は一つ前の過去世に限定されるわけではないため、私の場合は過去生という表現をしています。
過去生については、
(1)過去生があるのかどうか解らない
(2)過去生が存在することを理解する
(3)過去生とは、本当の意味では存在しないことを理解する
という順番で理解を深めて行くことになります。
一度に上記の(1)から(3)までの理解を出来る人はまれなので、私のスピリチュアルカウンセリングでは来られる人の理解に合わせて、上記のどれかで話をしています。
ネット上や書籍では、(1)から(3)の情報が並行して存在するため、情報を見た人が混乱することがあり注意が必要です。
この記事を読む人の大部分は(2)の理解をしていると思うので、(3)の理解を中心に書いておきます。
全ては一つ(ワンネス・おおいなる存在・遍在する神・源泉、など様々に呼ばれる)であるということを理解できれば、この世界の魂は究極的には一つしかないということです。複数の魂ではないため、本当の意味では過去生は存在しないということです。
ただし、見かけとしての肉体と精神が存在し、精神の中で時間が生まれ、それ故に輪廻転生があり、過去生という情報が存在することになります。その過去生が現世において深層心理的な影響を与えていることがあるので、過去生の情報が必要になることがあります。スピリチュアルカウンセリングにおいて、過去生の情報が必要になるのはこういうケースです。
そもそも全ては一つであり、その一つの中に分離的な表現として見かけの肉体と精神が存在するので、一人の人間の中に複数の人の過去生がオーバーラップすることもあります。一人の魂が完全にそのまま引き継がれて転生するわけではないので、在る一人の過去生を複数の人が持っているということもあります。
過去生について深い理解をすると、過去生とは、過去生に見える現象がある、すなわちこれは情報であるという所にたどり着くことになります。一番大切なのは、過去生という情報をどう今の人生に生かすかということです。
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