過去生の因縁?

スピリチュアルカウンセリング

こんな話を見かけることがあります。

「過去生において、XXなことをしたため、現世において罰を受けている」

これは、基本的には間違いです。

現世において、過去生の罰を受けるということは、必須でも義務でもありません。
たとえば、第二次大戦で多くの虐殺を指揮したヒトラーは次の生で罰を受けるのかというと、そんなことはありません。この話は、罪と罰という概念がある人には受け入れられないかもしれません。しかし、罪と罰が存在するのは、現世だけのスコープで判断する場合のみです。

カウンセリングをしていると、時々出くわすのが、過去生で「拷問係」だったという人たちです。拷問係というのは、その名前でも分かるとおり、相手に拷問をすることを仕事としている人たちで、相手に苦痛というマイナスを与えるのが(好むと好まざるとに関わらず)仕事でした。この人たちの現世での職業の多くは、「医者」です。

つまり、過去生において、与えたマイナスを、現世において、プラスの仕事をすることで、バランスをとるいうというものです。

人が転生を繰り返すなかで大切なのは、過去生も含めたトータルのバランスをとるということです。

トータルのバランスをとるために、過去生のマイナスを現世のプラスを積む(別の言い方では、徳を積む)というやり方で進めるほうが、全体的に診てもおすすめです。

大切なのは、「罪と罰」という概念から離れることです。そうすると、人という存在の本当の姿が見えてきます。

コメント

  1. りえ♪ より:

    八雲さん、ためになるお話、ありがとうございました!
    ところで、質問させていただきたいのですが、「お稲荷さん」は恐ろしいので、近寄らないほうがよい、とある本に書いてありました。
    神道関係の方の本です。
    もうひとつ質問♪(すみません!)4月のカウンセリングスケジュールをそろそろ教えてくださいませんか?

  2. 八雲 より:

    りえ♪さん
    お稲荷さんが恐ろしいって、どの本に書いてあったのですか?
    4月のカウンセリングスケジュールは、まだ決まっていないのですが、基本的に土日がカウンセリング日になります。
    4/6はヒーリングのワークショップになります。
    希望日時があれば、メールしてください。

  3. いつも拝見してます より:

    ※こちらにコメントを移動しました(by 八雲)
    いつも勉強させていただいてます。3月の記事で「過去世で××したから今世で□□になる」というのは基本的には違うというので深く納得しました。以前あるヒーラーが「過去世でいじめたから今世いじめられる」と言っていて納得できませんでした。そんな単純なわけないと思うし。リーディングやチャネリングができない私でも納得できないようなことをリーディングやチャネリングができ、開業している人が堂々と言っているのはどういうことなのでしょうか?とても不思議です。変な質問で申し訳ないのですが、ブログを読んでいる一般の方々も気になっていることだと思いましたので。

  4. 八雲 より:

    いつも拝見してますさん
    基本的に、チャネリングにしてもリーディングにしても同じですが、高次元の情報源から見たこと・聞いたことを読み手の世界観というフィルターを通して語られることになるので、同じ情報を得たとしても、チャネラー、リーダーの世界観・価値観・ボキャブラリの範囲の中で伝わってしまうことになります。
    そのため、「過去の因縁」という概念の強いチャネラー・リーダーが情報をみると、その情報が「過去の因縁」という文脈の中で解釈されてしまうということが起きます。
    チャネラー・リーダーが持つ世界観・価値観が広いかどうか、物事を冷静に・公平にみることが出来るかどうかは非常に重要になります。
    しかし、開業している人の中に、そのことに気が付いていない人も居るようです。

  5. いつも拝見してます より:

    ありがとうございました。勉強になりました。チャネリングする側にも判断能力が必要なのですね。

タイトルとURLをコピーしました